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従台車用の担いバネの位置を修正する [改造(本体足回り) 従台車]

前々から気になっている従台車用の担いバネの先に付いている滑り子と従台車の位置関係
このタイミングが修正の最後のタイミング(以後の作業の場合、接着剥がしてのバラシが
必要になります)となるため、主台枠後部の上物を取付る前に修正することにしました。

・やっぱりズレているんだよな・・・・
見ての通りズレているんですよね・・・従台車改造の時に合わせたつもりでしたが、結局は
あっちこっちの改造の影響なのか、再補正が必要となっちゃいました。
大体、0.5mmぐらいのズレですかね。
DSC03875.JPG

・ここもおかしいよね
前々から気になっていたのが、動輪から継るイコライザーからの担いバネのリンクです。
どうも傾いている感じ、つまり担いバネの位置が良くないと言う事です。
写真はカメラを模型と平行に置いて撮影していますが、写真上のラインと比べて判るように
明らかに後側に傾いています。
DSC03874.JPG

・補正作業開始
まずはバネ守りを取外して取付穴を前側に0.5mm拡大しますが、この作業を行うために
主台枠後部は完全に分解しないとダメ。何度バラして組んでの作業を行ったか・・・・
分解後に、ヤスリで穴を拡大していきます。

・削り出しと再組立を繰り返ししながら位置関係を確認
一気に穴は拡大せずに確認しながら少しずつ削り込んでベストポジションまで追い込んで
いきます。う~ん、こんな感じかな・・・・・・
DSC03886.JPG
で、バネ守りの位置が良くなっても、これに引きずられるようにバネ釣り受けの位置も修正
しないなりません。
バネ守りと同じ量をずらしていきます。
DSC03887.JPG

・補正の影響で穴が・・・・
見ての通り作り替えたバネ守りは穴位置ギリギリのサイズですから、片側に取付穴が
見えてしまっていますからパテ埋めして穴が見えないようにしました。
まあ隠れる位置なので、そのままでも良いと言う考えもありましたが・・・・・
エポキシ接着剤を充填して不要部分を削り出します。
DSC03888.JPG

また、主台枠後部末端に空けた皿ネジの穴も、今になっては不要の穴なので同様に
塞ぎました。
<DSC03889.JPG → DSC03890.JPG

これで修復は完了しました、本組立に移りたいのですが、今日はこれから外出(オフ会)
なもので、今回の記事は軽い内容となりました。
昨日の土曜も有ったじゃ無いかって・・・・?昨日の午前中は休日出勤、午後はヤボ用の
打合せと完全に潰れていて手が付かずだったんです。土曜やれていれば次の作業も
含めて出来ていたかな・・・・とは思っていますが、現実はこれですので、ご了承の程。

さて出かけてきます。
本日、これにて休工。

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従台車改造17(従台車のはりへの追加工) [改造(本体足回り) 従台車]

軸箱は前回の作業で何とか纏まりました、今回は従台車のフレームである「梁」の
部分への追加工です。
梁の加工や従台車軸受け部のビス穴隠しを行い、従台車の改造を終了させます。

・梁への長穴加工
前回の実機の写真の通り、軸箱の両脇にも長穴がありますがオリジナルモデルにはありま
せんから、これを追加していきます。(前回の記事最後の「一捻り」はこの事です^^;)
ここの作業は力ずくです、削り出す大きさにケガキしてドリルとヤスリで仕上げていきま
した。なお、元のネジ穴が一部残っていますのでこの段階でパテで埋めてしまいます。
DSC00816.JPG
DSC00817.JPG

・軸箱にあたる部分を削る
軸箱に新たに取付けたブラケットですが、0.5mmの厚みがあるので、この分の厚みを削り
出し、梁を取付た時に面一になるようにします。
DSC00818.JPG

・軸受け部のビス隠し
ここは穴を皿モミしてサラビスに変更する事で対処します。なお穴加工は片側6個行うので
は無く、強度的に問題が無いので半分の片側3個のみとしました。

・パーツの塗装
パーツの加工ばかり行っている関係、まだパーツは未塗装です。ここで各パーツを塗装して
いきます。
一部のパーツは組んだ状態で塗装しました。(写真は組んだ部分です)
DSC00819.JPG

・組立しビス部分はパテで穴埋め
皿ビスで組立は行っていきますので組上げた後はパテでビスを隠して行きます。パテ硬化後
に削り出して、さすがスプレー塗装とは行かないので筆塗りで塗装して完成です。
見ての通り、上手く(?)ビスは隠れました。軸受け部の裏側からビスが飛び出ているのが
判るかと思いますし、軸箱も見ての通り皿ビスの頭は見えていません。
DSC00821.JPG
DSC00822.JPG

こんな感じに仕上がりました、従台車の後方にある復元装置の部分は手つかず^^;ですが
一応これで従台車本体の改造が完了しました。
長かったですね・・・・何と17回を数え、この部分の手を付け始めたのが昨年9月ですから
何と半年がかり、かかりすぎの感はありますが、ご容赦下さい。
DSC00820.JPG
DSC00824.JPG
DSC00825.JPG
DSC00827.JPG

さて、次回からは残る本体の足回りである先台車を手がけ始めます、さてさてどうなりますか・・・・
この部分もかなりの難所の感じがします。

とは言え、本日の作業終了しましたので。
本日、これにて休工。

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従台車改造16(従台車軸箱の改造) [改造(本体足回り) 従台車]

前回は「これでオシマイ」と言いながら「改造のやり直し」なんて言う事になってしまい
失礼致しました。
気を取り直し軸箱の改造を行っていきます。

・油箱(軸箱の先端)を取外す
作業に先立ち、ちょっとした下準備をしておきます。軸箱ですが、軸箱の先端部の油箱は
別パーツで軸箱本体に接着されているんです。
なので、作業性も考慮しペンチで取外しておきます。
DSC00761.JPG

・軸箱の切断
前回の検証の通り滑り子受けの前から2.5mmの位置が軸箱の蓋の取付位置としますが
この部分にも0.8mmの真鍮板を埋め込みますから、実際は1.7mmが削り出し寸法となります。
ですが、軸箱の下側にある通しボルト用のステーがあるのでこの部分だけは2.5mm残して
おきます。
金鋸で寸法より大きめに切り出しますが、滑り子受け部分は9mmありますから1.7mmを足して
10.7mmの位置が軸箱の裏側からの寸法となり、先のボルトステーを考慮し11.5mmの位置で
切り出し、切断後はヤスリで寸法通りに仕上げます。
DSC00762.JPG

・軸箱の両脇を削り出す
軸箱の両脇は凹んでいますが、両脇の凹んだ一番絞り込んだ(写真のライン)幅に削り出します。
DSC00756.JPG
ヤスリで削り出すとこんな状態になります。
DSC00763.JPG

・両脇の肉付け
両脇の削り出しの写真を見て判るように上部の方に隙間があります。この部分をパテで多めに
パテ盛りしておいて、ヤスリで削り出して仕上げます。
DSC00767.JPG

・軸箱前部の前板の製作
ここから0.8mmの真鍮板を使っての加工が続きます。まずは削り出した軸箱の前側に取付る
前板を製作します。
大きさは写真の赤線のように、上側は上板の幅に下側も現物の幅に合わせ、高さは上側の
フィン(?)の下側(上板の厚みを考慮するので上面ではありません)と下側のフィンの
下側の位置までとします。
この前板ですが上辺と底辺の長さが違っているので現物合わせで製作していく事になります。
DSC00769.JPG

・軸箱上部の上板追加
滑り子受けの前側に2.5mm分の上板を追加しますが、0.8mmの真鍮板を2,5mm幅で切り出し
軸箱の上面と幅が合うように切り出します。
これで取付と行きたいところですが、軸箱先の方の正面と滑り子受けがある上面の段差は
0.3mmほどの段差があるので、先に製作しておいた前板を瞬間接着剤で仮止めして上板が
乗るところに0.3mmの真鍮板のかけらで嵩上げ(上板の高さ調整)し、前板の面合わせして
エポキシ接着剤で固定します。
また真鍮板と軸箱の接合面に僅かな段差がありますから、パテで仕上げます。
DSC00770.JPG

・油受扣の取付用の穴の補修
油受扣は軸箱の下側にある蓋なのですが、この蓋を取付るためのボルト用のフランジが
改造によって欠けちゃっていますので、上記のパテ作業ついでに(パテ余っているし
必要な場所の作業をまとめて行った方が無駄にパテを練らずに済みます)が半分掛けて
いる部分にパテ盛りして硬化後整形しておきます。
DSC00771.JPG

・軸箱前面の板の取付
軸箱の凹みの中心あたりの位置に1.6mmの穴を開けて軸箱にも同径の穴を開けます。
この穴は前板の固定用の穴となります。
1.6mmで穴開け後には前板だけ2.2mmで穴径を拡大します。一旦この段階で前板を取外し
ます(切子も凹みに溜まっているでしょうし仮止めですから・・・)
軸箱の1.6mmの穴にはM2のタップを立てて2mmのビスが使えるように加工します。
加工後に仮止めの瞬間接着剤のカスを取除いてからエポキシ接着剤で取付けて、2mmの
ビスで固定します。
そして上板と前板の接合部を半田付けして、余計な半田を取り除き、継目を無くします。
DSC00772.JPG

・軸箱前部の仕上げ
切り出して残っている軸箱前部ですが、厚みを1mm(突起部含まず)に削り出します。
DSC00773.JPG

・軸箱前部の取付
まずは油箱を再度付け直しますが、前部の角穴に嵌め込む際に取付部を1mm以下に
削って、前部に嵌め込んだ時に裏側に飛び出さないようにします。
(前板には先端部を逃がすための穴を開けていません)
加工後に前部の上端が、上板と前板の接合した位置に合わせ、左右方向は中心になる位置に
に接着します。
接着後は前板の両脇の部分を軸箱前部外径に合わせて削り出します。
DSC00778.JPG

・ボルトステー部分の改造
軸箱の下側には3本のボルトが止められる穴が空いていますので、これを再現します。
新たに3箇所の穴を開けて、1.5mmの真鍮線を通してダミーボルトを付けて完成させます。
模型の元々の穴径は2mm程ありますが、取り付けるナットの大きさを考えると1.5mm
ぐらいの方がバランス的には良いようです。
DSC00779.JPG

これで軸箱の改造が完了しました。
ほぼ二日がかりで削り出しやらパテの整形と手間のかかる作業でしたが何とか終了し
ました。下側の写真は改造前との比較ですが、やはり改造前は軸箱が異様に長いですね。
DSC00786.JPG
DSC00780.JPG
あとは従台車のフレームである「はり」に手を加えて完成させる事になりますが、ここも
一捻り入れます。
この部分はご紹介しますので、次回をお待ち下さい^^ゞ

で、スミマセン!!!
次週はヤボ用(ボーイスカウト)で土日が潰れてしまい作業が出来ませんので、一週空く事と
なりますので、ご了承下さい。

作業も終わりましたので・・・・・
本日、これにて休工。

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従台車改造15(従台車本体改造の見直し) [改造(本体足回り) 従台車]

なんと、良く実機とパーツを見比べてみるとかなり違っている部分があることに、今更ながら
気付いてしまい、その対処をしないと納得が行く改造が出来ない事が判りました。
改めて、改造ポイントの確認と検証を改めて行います。

・実機の軸箱
見ての通り「箱」です。模型の様な形にはなっていない事が判るかと思います。
亜鉛合金ダイキャストの構造から考えれば内側に凹んだ形には作り込めませんから仕方が
ありません。この部分は削り込んで再現するしか無さそうです。
また、滑り子受けからの軸箱先端までの長さが模型(写真右)の方は長いです、この部分も
丈を詰める必要があります。
DSC00671.JPG
DSC00753.JPG

・軸箱の丈を詰める
上記の通り、軸箱自体の丈が長いです。どの程度の寸法に変更するかと、滑り子受け部分が
乗かっているベース部分は実機の見ると、ほぼ真四角になっています。
DSC08397.jpg
なので、この形に合わせるようにしての幅合わせて削り出す様に滑り子受けから2.5mmの
位置(点線までの斜線部分)まで削り出す事にします。
DSC00754.JPG

・軸箱のフェース部分を残す
上記で「削り出す」と書きましたが、ここで注意すべき点があります、軸箱の先の部分は
そのまま利用する訳なので、闇雲に削り出せば良いという訳ではありません、下の写真の
ラインより先の部分を残し再利用します。
DSC00755.JPG

・削り出した後はパテと真鍮板追加で整形
形状自体も一部修正するところもありますから、肉を盛って整形するところも当然出て
来ますのでパテを使ってこの部分は作り込む事にします。
多めに盛っておいてヤスリで最終形の形に整形します。

さてさて、今回は振り出しに近いくらいまでで戻ってしまいました、もう少し深く検証した
上で作業を行えば良かったなと、今更反省している次第です^^ゞ
で、今回丈を詰める作業をするのにあたり、切り詰める量が微妙に狭いので、失敗を考慮し
64号のパーツを先ほど通販で頼んで来ました、来週の作業には間に合うでしょう。

作業の詳細は次回の実作業でご紹介すると言う事で、本日の作業終了です。
完成させる予定でしたが、前回、あのような書き方してしまいましたので、期待持たせて
この状態となり、期待していた方には、お詫び致します。

ホント一筋縄で無いDeAGOのD51です、まっDeAGOもこんな事までは想定して企画して
いないでしょうし・・・・・

と、言う事で、次回の作業編までお待ち下さい。
では。


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従台車改造14(従台車本体のビスレス化1) [改造(本体足回り) 従台車]

前回で主台枠に付く従台車関連の改造が終わり、今回で従台車そのものの改造に取り
かかります。
ポイントとしてはD51200の従台車はボルト組立となっていますが、自分が製作している
D51516の従台車は溶接された一体型の構造、そもそもボルトが接合に使われていないので
これをどうやって再現するかです。
DSC08789.jpg

・どうやって一体化するか・・・・
亜鉛合金ですから半田付け等の溶接の類いの施工方法は使えませんから、何らかのジョイ
ントを使用し、くっ付けるしかありません。
かつ軸箱の両側のビス止め用の部分は何らかの方法で除去する必要がありますが取去って
しまうと、今度はどうやって従台車のフレームを固定出来なくなります。
あちらを立てれば、こちらが立たず・・・・どうしたものか。

・ブラケットの製作
解決策としてフレームもいじる事にはなりますが現状これが唯一の解決策となりそうで
下図のようなブラケットを作成し軸箱の裏側から取付けます。
図を見ると左右対称となっていません。これは滑り子の芯と従台車の滑り子受けの芯が僅か
ですがずれているので、この分を補正する意味で中心ピンからの丈を0.5mm延長させるために
左右対称となっていません。
juudaisya_jikubako_bracket.jpg
DSC00730.JPG
なお、左右勝手違いである事から同じ物を2つ作るのでは無いので注意が必要です。

・ブラケットの位置出し
製作したブラケットを軸箱に仮に重ねてみて位置を合わせます、軸箱後側のネジ穴位置は
変えていませんから、この穴と軸箱底面のラインが合うように位置合わせを行います。
位置合わせが出来たらブラケット越しに軸箱へ小さな穴を2箇所開けておきます。この穴が
ブラケットの固定穴となります。
位置出し穴を開けた後、ブラケットには2mmの穴を、軸箱には1.6mmの穴を開けてからM2
のタップを立てておきます。(赤丸部分が追加した穴です)
また軸箱とブラケットに位置出しマーキングをしておくと組立時の位置出しが楽になります。
DSC00731.JPG

・軸箱の削り出し
写真の通り、ボルトを受けている面は全て削り出して元のビス止め用の穴は無くしてしまい
ます。
糸ノコや精密ヤスリを使用し、ここまで削り出しました(この作業疲れます^^;)
DSC00733.JPG

・ブラケットの固定
ブラケットを軸箱に取付けます。ビスで固定しますが取付には接着剤も併用してブラケット
が完全に動かないようにします。
DSC00736.JPG

・軸箱上部への厚み追加
写真を見て判るように滑り子受けの後部は削られて居るんです(丸じゃない)、また従台車の
フレームの厚み分と併せるためにも、ここを肉盛りしないとバランスが崩れますから、プラ板を
貼り付けて肉盛りします。
大体の形にプラ板を切り出し、エポキシ接着剤で貼付けてからヤスリで整形していきます。
DSC00743.JPG
DSC00741.JPG

これで軸箱の手直しが完了しました、で、何か不自然に感じませんか・・・・
そう、片側6個の穴の内2個しか生かしていません。
最初の写真を見ると判るのですが、軸箱の両サイドに長穴が空いていますが、オリジナルの
パーツには長穴がありませんので、これを追加するために取付のビス穴4個を潰す事にします。
確かに強度は低下しますが、組立に接着剤の併用を行う事で補強する事にします。

さて、フレームの加工と行きたいところですが時間切れです。以降の作業は次回に持ち越し
とします。
また来週は、資格試験のため休工となりますので1週空く事となります。ご了承下さい。

と、言う事で作業も一旦打ち切りますので・・・・・
本日、これにて休工。

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従台車改造13(主台枠後部への組付け) [改造(本体足回り) 従台車]

バネ守りが完成して直ぐにやろうと思っていましたが、前回の通りバネ釣り受けも作り直した
ので、今回での作業となりました。
今回の作業で組み付け直し、ビス隠し等々まとめて行っていきます。

・バネ釣り受けの新たな穴を空ける
前回のバネ釣り受けの製作の通り、バネ釣り受けはオリジナルの取り付け穴は使用せず
新たにスタッドを設け、ナット止めする事にしました。
主台枠後部の2つのバネ釣り受けの穴の真ん中から、上側に1.5mmオフセットさせた位置に
2mmの穴を追加します、また両サイドの元の穴は埋めてしまい半艶消しの黒で塗装して
しまいます。
DSC00697.jpg

・仮取付けするとこんな感じ
前回の記事では仮取付の写真が撮れていなかったので今回撮り直しました。また実機のバネ釣り
受けには2箇所にリベットがありますので、それも追加してみました。
DSC00618.jpg DSC00699.jpg

・主台枠後部の黒い物は?
で、上の新旧比較写真でバネ守りの後に黒い物がありますよね・・・・実は記事にはしていま
せんが灰箱を半田付け加工してビスレス化、細かい隙間も半田で埋めてしまい一体化させました
それを塗装した物を取り付けてあるんです^^;
DSC00701.jpg
DSC00703.jpg

・バネ釣りのネジ部分を追加する
今回の担いバネ改造でバネの取付位置がオリジナルより1.5mm低い位置に取り付きますが
このためにバネ釣りのナットが担いバネまで届きません。
なので、バネ釣りにM2のダイスを使い1.5mmネジ部分を追加しました。
上が未改造、下がネジを追加した物です。ちなみにバネ守りの新旧比較写真の新写真のバネ釣り
は実は既にこの加工済みの物を使っています^^;
DSC00704.jpg

・まずは塗装
全てのパーツが未塗装状態ですから、イコライザー、イコライザー受け、担いバネ、バネ守り
バネ釣り受け、そしてバネ釣りなど66号関係のパーツを塗装します。

・第4動輪からの釣りリンクの組立修正
本誌の66号では⑩バネ釣り(短)を第4動輪からの釣りリンクに単純に止めていますが、バネ
釣り自体は2mm程の厚みに対しリンクの幅は4mm程、ビスを締めればいくらでも締まり
リンクが絞られた状態で付いてしまいます。
やはり表裏のリンクのアームは平行であって欲しいもの、なので手持ちの外径2.6mmのアルミ
パイプを1mm厚に切り、間に挟み込む事でアーム部分が平行になるようにしました。
DSC00707.jpg

・バネ守りの取付
先にバネ守りと担いバネを仮組みしておき、元の取付用のビス穴を2mmのバカ穴に加工し直し
ます。加工後に新たに作ったバネ守りを裏からナット止めします。
DSC00709.jpg

・バネ釣りをイコライザーに取付る
裏側から5mm長のビスを通し取付けますが、裏表の見分け方は、すぐにネジ山がある方が裏側
になります。

・イコライザーをイコライザー受けに取付る
この部分の組立はビスを裏側から取付る事でナベビスの頭が表に出ないようにしますが
ちょうど良い長さのビスが無く、8mm長のビスを短くして(大体6.5mmぐらい)使っています。
また、イコライザーとイコライザー受けの間にはM2用のワッシャーを裏側に挟んで受けの中央
付近にイコライザーが来るようにしました。
DSC00710.jpg
DSC00711.jpg

・イコライザー受けの取付
この部分も片側9本のビスで固定されていますが、勿論六角タイプの物に交換です。今回は
狭い位置への取付だったので、珊瑚模型の六角ビスは黒染めで染めてしまいました。
DSC00714.jpg
また、第4動輪からの釣りリンクをイコライザに通し、M1.4のナットを細工したM2の小径
ナットでリンクを固定します、なお、このナットはダブルナットにします。
DSC00715.jpg

・主台枠後部の下側を削る
バネ釣り受けのビス穴は半分主台枠に被っていますから、被っている部分をヤスリで削り
ビスが通るようにします。(バネ釣り受けは仮付けです)
DSC00716.jpg

・バネ釣り取付用のビスの長さを調整する
このビスも裏側からビスを通し表面にナベビスの頭が出ないようにします。長さ的には8mmの
ビスを使い表面の出代が0.5mmぐらいになるように長さを調整します。
調整後は一旦ビスを抜いておきます。

・バネ釣り受けを主台枠後部に取付る
バネ守りと同様に裏からナットで固定します。この時バネ釣り固定用のビスが引っ掛からない
ように位置を注意します。

・バネ釣り受けにバネ釣りを取付ける
バネ釣りのシャフトを担いバネに通してから裏側より長さを調整したビスを差込みバネ釣りを
固定します。
DSC00719.jpg

・担いバネのナット止め
ここもダブルナットです、小径ナットを使い固定していきますが、まだガッチリ締める必要は
ありません。従台車と組合わせてレールに乗った時の高さを調整します。

・担いバネの高さ調整
一旦レールに乗せて従台車の滑り受けと、担いバネの滑り子の隙間調整を行います。
ほぼ隙間が無くなった位置に担いバネを合わせて、ここでダブルナットを固定します。
DSC00720.JPG

・他取り外したパーツを戻して完了
灰箱やエンドビーム等を取外していますから、元に戻します。戻し終わったら作業完了です。

どうでしょうか、延々続いた主台枠に関連する従台車改造ですが何とか今回で完了しました。
自分としても納得が行く改造です。
DSC00723.JPG
DSC00724.JPG
DSC00725.JPG
これで主台枠周りは終わりましたが、次回は従台車そのものを改造していきます。
さてさて、どうなるか・・・・・・

作業も終了しましたので
本日、これにて休工。

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従台車改造12(バネ釣り受けの製作) [改造(本体足回り) 従台車]

前回時間切れで製作しきれなかったバネ釣り受けを完成させます。

・設計から部材を切り出す
今回は製作まで一気に行います、まずは写真のように部材を切り出しました。
なお、ベースプレートの下側は組上後に削り出します。
DSC00619.jpg

・枠部分を半田付け
まずはベース以外の枠部分を半田付けします。
DSC00621.jpg

・枠部分への穴開け
ビス穴として開けるので、ドリルは1.6mmを使用して、穴開け後にM2のタップでネジを切り
ます。
DSC00685.jpg

・ベースに穴開け、スタッドを立てる
バネ守り同様にベースに2mmの穴を空け、2mmの真鍮線にダイスでネジを切り、スタッドを
立てて、主台枠の裏側からナット止め出来るようにします。スタッドは半田付けで固定します。
DSC00687.jpg

・枠部分とベース部分を合わせる
半田付けの際の位置ズレを避けたいために長めのビスで枠をベースに固定する作業を行います。
ビスで固定して枠とベースの間の位置決め後に半田付けを行います。
DSC00688.jpg

・不要な部分を削り出す
まだ不要な部分が残っていますから、ヤスリで削り出し、意図とした形に整形します。

これで完成です。オリジナルの物はパーツの作成し易さ等から、あの大きさになったのかと
勝手に思っています。とは言え極力リアルに実機に近づけようとするとした時には、最初は
このままオリジナルパーツを使おうかと思っていたものの、妥協出来ずに今回の作り直し
となりました。
下側の写真は新旧比較の写真です。一回り小さくなり、他のパーツの大きさとバランスが
これで取れ、良い形になったのかと自己満足している自分です^^ゞ
DSC00689.jpg
DSC00695.jpg
前回のバネ守り同様に仮に取り付けた写真が撮りたかったのですが、何せ主台枠後部への
穴加工等も有り、今回は無しとなりました^^;
次回こそ主台枠への従台車の担いバネ周りのパーツを組み付けます。今回のバネ釣り受け
含めての組付けを行い最終的な形にまとめ上げます。

作業も終わりましたので
本日、これにて休工。

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従台車改造11(バネ釣り受けの設計) [改造(本体足回り) 従台車]

DSC08789.jpg前回で担いバネ周りの製作が完了し、主台枠に
付く従台車関連のパーツの組付け等を進めようと
計画していましたが、ちょっと計画変更です^^;
担いバネを抑え込んでいるバネ釣り受けですが
バネ守りと比べ何となく大きい感じがしてきて
いざ調べてみると気持ち大きいだけでは無く
形状も違う事を発見しました。
大きさ修正がてら実機に似せた形で製作する事に
します。
 ※右の写真は非公式面側のバネ釣り受けのため
   次項の図と逆になっています。


・バネ釣り受けの位置
従台車の担いバネを支えるバネ釣り受けは担い
バネの後方の主台枠後部にあります。
(ほんと小さくて判りずらいですが図中の矢印の
赤で示された部分となります。)
view_point3.jpg

・模型からの採寸
この部分もバネ守り同様に模型から寸法を追っておきます。ポイントとしてバネ釣り受けの
バネ釣りを止めているビス穴とイコライザー側のバネ釣りのビス穴は同じ高さにあります。
模型を確認したところ、両方の位置は揃っていました。実機はもう少し下側なのですが
ここの位置が揃っている事を優先し、よって、このビス穴の位置が基準となります。
juudaisya_banetsuriuke1.jpg

・バネ釣り受けの設計
上記採寸からバネ釣り受けを設計すると下図のような形になりました。
バネ釣り受けもバネ守り同様に主台車枠に取付ているベースプレートの幅が狭くなって
いますが、いざ設計始めてみると、プレート幅はビス穴位置より狭くなる事が判明し、悩んだ
結果プレート中央にスタッドを1本立てて主台枠裏からナット止めとなりました。なお元のビス
穴は埋めてしまう事にしました。
なおスタッド位置が元のビス穴からオフセットしているのは、バネ釣り用の穴のビスとバネ釣り
受けを止めるナットが干渉しないにするため間を開けています。
また実機の写真のようにベースプレートの角はRが付いています、この部分は適宜な大きさに
Rを付ける事にします。(図面上R寸法記載していません^^;)
juudaisya_banetsuriuke2.jpg

製作まで出来るかと思いきや一筋縄で無かったバネ釣り受けの設計で、今日中に完成の目処が
立たないので、次回に完成させる事にしました。
次週の作業までに加工順序等を検討しスムーズに製作が進むように準備していく事とします。
次回をお待ち下さいm(_ _)m

では。

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従台車改造10(バネ守りの製作) [改造(本体足回り) 従台車]

とうとう従台車関連の改造編を始めて10回を数える事となりました、製作量は動輪の足回りの
方が多いのですが、検討や設計製作を含めると圧倒的に手間がかかる改造となっています。
今回は設計が完了したバネ守りを製作する事にします。

・部品の切り(削り)出し
いつもの事ながら現寸で紙に印刷して真鍮板に貼り付けて部品を切り出していきます。
ベースプレートだけは寸法通りに切り出さず、サイド部分は大きめにしておきます。
この切り出し作業は、いつものような金切り鋏での切断という訳には行きません、金鋸や
糸鋸を利用しての作業となりました。
ものとしては10mm程度の小ささ、厚みがほぼ1mmと言う物なので真鍮板を加工している
と言うよりも真鍮の固まりを加工していると言う感じです。
DSC00606.jpg

・0.5mm厚の板のL字アングルとの半田付け
まずはL字アングルとバネ守りの腕部分を半田付けします。半田は外側から行い半田付け後に
ヤスリで不要な半田を削り出します。
なお、0.5mmの板は担いバネ用素材を利用し4.5mmでは無く4mm幅です^^;手抜きして加工
しました。
この半田付けがかなり大変、位置合わせが非常に難しく、1個作るのに30分近くもかかって
しまいました。
DSC00607.jpg

・滑り受けの半田付け
腕の両サイドに飛び出た耳のようなバネ守りとバネ囲いが当たる部分の滑り受けの取付用の
ホルダーを半田付けします。
ここも同様に半田付け後に不要な半田を削り取ります。
DSC00608.jpg

・ベースプレートの加工
前の通りベースプレートの幅は広めになっています、これは両サイドの穴を空ける際に寸法
通りに削り出してからの加工ではプレートが思うように穴開け加工が出来ないので穴開け
加工をしてから指定寸法へ削り出します。
また、外れ防止のピン用の穴を空けていきます。
DSC00609.jpg

・プレートへのスタッドの取付、外れ防止のピン取付
2mmの真鍮線をダイスでネジ切りした後にベースプレートに差し込んで半田付け固定します。
そして外れ防止のピンを立てます、ここは瞬間接着剤で固定します。
DSC00610.jpg

・ベースプレートへ腕部分を固定する
左右位置、傾きに注意しながら半田付けしていきます。
DSC00611.jpg

・補強部材やディティールアップパーツを取付る
補強の三角板やディティールアップとしてベースプレートにリベット、滑り受けのボルト
頂部にある油壺の栓等を瞬間接着剤で取付けていきます。
DSC00614.jpg

これでバネ守りが完成しました。仮に組んでみたところ、こんな感じになりました。
やはり、素の状態と改造した物では雲泥の差ですね・・・・・
DSC00616.jpg
       ↓ 
DSC00617.jpg
苦労した甲斐があります。
次回は主台枠後部の組付関係のビス隠しやを整理して、これまでの製作部分をまとめます。

作業も終わりましたので
本日、これにて休工。

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従台車改造9(バネ守りの設計) [改造(本体足回り) 従台車]

さて、前回までで担いバネ部分が完成しました。この担いバネを支えるバネ守りを今回は設計
していきます。

・バネ守りの位置
従台車の担いバネ用のバネ守りは、前回までに製作した担いバネの中央付近で、主台枠後部
の図中の矢印の赤で示された部分となります。(かなり小さく見づらいかも・・・)
view_point2.jpg

・模型からの採寸
取付け穴等は、そのまま再利用する形で行いますので、模型から寸法を追っておきます。
なお、今後の設計で使用するのは、ビス止めの穴位置のみとなります。
juudaisya_banemamori1.jpg


・バネ守りの設計1(組立姿図)
上記採寸や製作済みの担いバネの寸法より、バネ受けを設計すると下図のような形になり
ました。
主台車枠に取付ているベースプレートの幅が狭くなっています、実機に合わせると幅を詰める
しかなく、ギリギリの寸法でベースプレートの幅を決めています。
また、これにより取付も主台枠裏からナット止めとなりました。(次項の詳細図参照下さい)
juudaisya_banemamori2.jpg

・バネ守りの設計2(詳細設計)
上記の姿図から各詳細寸法を追うと数のような図面となります。
設計ポイントとして、担いバネをバネ守りから外れないように組む必要があります、担いバネ
のバネ囲いの部分を抱え込む形で支えていくのですが、寸法では幅4mm奥行き4.5mmとは
なるものの加工寸法誤差や塗装の塗膜厚み等から僅かですが大きめに加工します、そのため
0.5mm大きく寸法を採っています。そして実機には無いのですが外れ防止のために0.5mmの
ピンをベース側に立てています。
juudaisya_banemamori3.jpg

さてさて、今回は取付方法も検討しながらの設計となり苦労しました^^;図面は出来まし
たが、これからが大変、厚めの真鍮板を切り出して寸法通りに加工してから半田付け、かなり
難易度高そうです。
実際の製作状況は次回に(?)、これから製作のために材料買いに行ってきます。

では。

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