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キャブ回り関連改造11(キャブの塗装と後加工) [改造(キャブ関連) 外側]

やっとキャブ外側の塗装を行います。とは言え、作業の途中ではありますが、順序的に
この段階で塗装するのが良さそうです。

  キャブ塗装はマスキング箇所が沢山、写真の箇所全てをマスキングです。
  注意点はナンバープレートやメーカーズプレートの場所、この部分を割り出して
  マスキングします。

・プレート類の位置
マスキングに際しプレートの取付位置を割り出しておきます。写真の位置になりました。
右下に小さなプレートを追加しますので、その分も盛り込みました。
DSC06690.jpg

・マスキングテープの貼付
外側、内側とこれだけのマスキングを施しました、外側はプレート用、内側は窓枠や
砂撒き装置の操作弁、スピードメーターなど。(矢印の所です)
DSC06694.JPGDSC06696.JPG

  マスキングも完了したので、塗装を施します。

・塗装完了
こんな感じに仕上がりました。真鍮の地が見えている所がマスキングした部分で、ここに
プレート類を貼付ていきます。
DSC06741.JPG

・キャブ側面の窓枠にガラスを入れる
側面の窓は0.2mm厚の透明プラ板を貼り付けます。C62の時は0.5mmのポリカ板を嵌め込み
ましたが、他の作品でこの方法を知りこの方法でガラスを入れる事にしました。
窓枠寸法(27H x 20W)に合わせてプラ板を切り出し、瞬間接着剤で接着します。
DSC06770.JPG

・キャブに窓枠を取付る
キャブ、窓枠共にマスキングテープを剥がし、ガラスが入った窓枠を瞬間接着剤で固定し
ます。
DSC06772.JPG
で、何と収まるには収まるのですが窓の開閉が殆ど出来ない状態です。やむなく閉めた
状態のままとしました、そんな訳で肘当てはどうしたものかと考えてます^^;
(窓下に肘当てが裏返しでぶら下がっている状態です)

・キャブ前妻側のガラスを入れる
窓は0.4mmの透明プラ板を、円窓は珊瑚模型のパーツ付属の丸いプラ板を嵌め込みます。
嵌め込んだら少量の瞬間接着剤を流し込み固定します。
DSC06773.JPG

・キャブ後妻側のガラスを入れる
ここは0.2mmの透明プラ板を使用します。内側には窓枠を付けるためコピー用紙を黒くして
1.5mmの幅で、くり抜いた窓枠を両面テープで貼付てあります。
DSC06774.JPG

・プレートの貼り付け
製作したプレートを嫌気性接着剤で貼付けていきます。キャブ後方の角のマスキング
ですがで、積空換算の銘板を取付るためにマスキングしていたんです。
この換算銘板も実機は白ペンキ書き、梅小路にあったD51200にはシッカリとこの銘板が
付いていますから、復元してみました。
DSC06777.JPG

・区名札を差し込んで作業終了
最後に区名札を差し込みました。D51516は新鶴見機関区が最終所属機関区ですから
「新」の区名札を入れてあります。
DSC06778.JPG

  キャブ内の座席の取付をしたかったのですが、ちょっとそこまでの時間が無く
  これでタイムオーバーとなりました。以降の作業で取付たいと思います。

ようやくキャブも様になってきましたかね。でも、まだまだキャブの改造は続きますが
来週はヤボ用はあるわオフ会もあると言う事で、休工となります。

と、言う事で・・・・・・
本日、これにて休工。

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メーカーズプレートの製作 [改造(キャブ関連) 上記外]

今回はキャブに付いているメーカーズプレートの製作となります。本当だったら塗装を
やりたい所なのですが、外は予報を裏切り雨模様なもので塗装が出来ません。
とは言え折角の時間なので、出来る事はと言う事で、今回の作業を行う事にしました。

・メーカーズプレート
何処の工場でいつ製造されたのか表示しているプレートですが、模型はD51200号機であり
写真のように浜松工場で昭和13年製造です。
DSC06680.jpg
当然、自分が製作するD51516号機は工場及び製造年も当然異なります。D51516号機は
何処で製造し何年に作られたかと言うと、大宮工場で昭和16年製造です。
さすがに516号機に模型付属のプレートは付けられませんよね^^;

・D51516号機のプレート
現在の実機は白ペンキで書かれたものです。でも稼働中はちゃんとしたプレートが付いて
いたはずです。良く見ると取付ボルトの跡(矢印の先)が見えます。
DSC08356.jpg

・プレートのデザインをする
実機のプレートがありませんから想像でプレートを作る事にします。大宮工場製造のD51を
追っかけた所、こんな画像が見つかりました。これを元にデザインしたのが右側のものと
なります。
d51187meiban01[1].jpgM_Plate.jpg

・どうやって製作する
本当ならばエッチングで製作したい所ではありますが、エッチングの版等を製作する事も
難しく、真鍮板に印刷する方法で製作する事にしました。
とは言え印刷と行っても、インクジェットプリンターで真鍮板ダイレクトに印刷するわけ
では無いので、シールを転写する方法で製作する事にしました。

・購入した転写シート
透明であって欲しいので地が透明の物(価格は大体1,000円弱)を購入しました。購入した
物は写真の製品なのですが、使うのは2cm角なので、それほど大きいサイズの物は必要
ありません。しかし、失敗等も考えるとある程度の大きさの物を用意した方が良いかと
思い、これをチョイスしました。
DSC06682.JPG
同じ製品でハガキサイズの小さな物のありますが、価格は500円弱で確かに価格は下がり
ますが、かなり割高です。

  最初に書いたように僅か2cm角の物を2個作るだけです。とは言え失敗する
  事も考えられるので、A4をそのまま使うのではなく、1/4にカットして使う
  事にしました。製作に失敗しても4回以内で成功すれば良いんで(^^ゞ

・まずは印刷する
製作数は2つである事は間違いないのですが、練習の事も含めA6の大きさに作れるだけの
枚数分を印刷する事にしました。
DSC06683.JPG
で、写真おかしく感じませんか???そう、字が逆さなんですね・・・転写するので
左右反転(鏡像)設定で印刷する必要があるんです。
ここまでは出来ましたから、今度は縮小率を決めていきいます。ここはカット&トライ
何回かの試し刷りで希望の大きさに合わせます。ちなみに幅が14.5mmにします。
普通紙で縮小率が決まったら、転写用のシートに印刷します。

・転写フィルムに貼り合わせる
用紙の説明にもありますが、印刷後は自然乾燥で半日、ドライヤーで1分以上乾燥
させる必要があるので、慌てて印刷後直ぐにフィルムへの貼り付けを行わないように
して下さいね。乾燥後にフィルムを貼って転写シールの完成です。
DSC06684.JPG
フィルム貼り付け後にカットしたシールです。(使うのは、2枚だけですが^^;)
DSC06685.JPG

・プレートの準備
こちらは0.3mmの真鍮板を寸法通りに切り出して表面を研磨しておきます。
DSC06686.JPG

・シールを貼り合わせて転写
切り出した真鍮板と転写フィルムは同じ大きさですから、コーナーを合わせて貼り付け
良く擦ってから、湿らせた(と言うよりビショビショ)ティッシュで転写シート側の紙を
湿らせていきます。ティッシュを押し付ける感じで湿らせていくと、ツルンと紙が剥がれ
ますので、剥がれたら濡れティッシュで表面を押さえ込んで完成です。
(乾いたティッシュで表面を押さえると表面に細かいティッシュの繊維がくっ付きます)
DSC06689.jpg

  これでメーカーズプレートも完成、エッチング並の質感には及びませんが
  そこそこ良い感じで出来たかと思います。
  この手、他の部分でも使えそうですね・・・・・白抜き文字とか入れる時
  白抜き文字ですが、これまで薄い紙に印刷して瞬間接着剤で貼っていたん
  ですが、この方が綺麗に纏まりそうです。

さて今は雨が上がっているものの、まだまだ湿度は高そうですから、塗装は諦めた方が
良さそうです。連休なので明日湿度が低そうだったら、塗装作業をしますかね。

と、言う事で作業も一段落終えましたので
本日、これにて休工。

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キャブ回り関連改造10(キャブ外側の製作3) [改造(キャブ関連) 外側]

キャブ外側の最後の製作です。前回記事で書きましたが前妻側の窓ですが窓ガラスを
入れるためには、ちょっと改造しないと入れる事が出来ません。
さて、どうやって入れるか、作業始める事にします。

・キャブ側の穴を僅かだけ大きくする
窓枠は1.5mm程の幅が合いますから、0.5mmぐらい穴を大きくしてガラスをそこに
取付ける事が出来そうです。模式図ですが、こんな感じに取り付けます。
Window_fig.jpg
破線部分が元のキャブ、これを削りだして嵌め込めるようにします。

・キャブの窓穴を削る
0.5mmの位置にケガキ線を入れてヤスリで削り出しますが、削り出してしまうと窓枠の
取付位置が判らなくなってしまうため、削り出す前に窓枠の位置をけがいておきました。
写真は加工後に窓枠を取付た後のものですが、窓の縁の部分に段差がある事が判るかと
思います。
DSC06652.jpg

・助手席側の前妻の扉の追加工
ここは扉になっていて、非公式面側のランニング・ボードに行く事が出来ます。
当然扉には開閉用の取手が付いていますから、これを追加します。
取手自体は左側の写真の丸印の所、拡大すると右側のような感じです。0.5mmの銅線を
潰して平らにし、その部分をノブ部分に。直角に折り曲げて製作しました。
DSC06653.JPGDSC06657.jpg
ノブの部分、僅か3mm足らずの大きさです^^;

  これで外側に関わる作業は一旦完了。次回は塗装を施して、窓ガラス等を
  入れ込みたいと思います。
  
さて、今日は早いですが切り上げる事にします。ちょっと他の部分の検討をしたいと思い
ますので、製作作業はこれでお仕舞いにします。

ちょっと早いですが・・・・・^^;
本日、これにて休工。

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キャブ回り関連改造9(キャブ外側の製作2) [改造(キャブ関連) 外側]

この1ヶ月は土日と言えども用事が沢山あり、製作のための時間が取れなく滞ってしまい
申し訳ありません。
今日の作業も、前回引き続きのキャブの外側周りの製作となります。
(なので前回記事タイトルに回数表示の”1”を追加しました^^;)

・キャブ屋根後端を取付ける
ここは非常に作業しづらい場所ではありますが半田付けする必要があります。キャブ全体の
剛性をこの部分が持っていますから、接着の場合は内側をエポキシ等でシッカリ肉盛りしない
と確保出来ません。
さて、どうしたものか。写真のようにあちこち支えを追加して位置決めをしての半田付け
作業です。
DSC06635.JPG
半田付け後に余分な半田を取り除いて、こんな感じに仕上がりました。
DSC06637.JPG

・キャブ屋根骨後を取付ける
先の作業にも利用した、屋根骨後(屋根梁後)ですが、ここでキャブに固定します。
この屋根梁ですが後妻が微妙に歪んでいるため、補正をかけながら嫌気性接着剤でクリップ
で押さえながら固定します。
DSC06638.JPG
接着完了です、これでかなり剛性が上がったと思いますし、形にもなってきたかなと思い
ます。
DSC06640.JPG
屋根梁はもう一つあるのですが、現段階では取付られないんです。
今後の作業に支障が出るだけでなく、実機では天窓部分には梁が渉っていないのですが
模型のパーツは天窓を横切っている事もあり、取付含め検討する必要があります。

・雨どいを取付る
やっと雨どいを取付けます。嫌気性接着剤で取付たい所ですが、接着面積が割りと少なく
思うように接着出来ないので、瞬間接着剤を隙間に流し込む感じで接着しました。
雨どいは写真の赤枠内の部分です。
DSC06641.JPG

・側面の窓縁と庇を付ける
基本組立編で一度取り付けたものの、キャブ周り改造で外してしまった窓枠と庇を
付け直しました。側面の窓枠等は塗装後に取付ますから、この部分は一旦組立は終了
します。
DSC06644.JPG

  今回も軽い作業で終わらせました、次回で外回りは終わりにします。残すのは
  前妻側の窓がらみ、この部分はちょっと改造が必要です(ガラスの取付が出来ない)
  また、助手席側は窓ではなくランニング・ボードにアクセス出来る扉となって
  いますから、ちょっと細工(そんな大袈裟ではありませんよ)をしてみようと
  思います。

さて、今日もタイムアップとなりました(中途半端でスミマセン)。
本日、これにて休工。

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キャブ回り関連改造8(キャブ外側の製作1) [改造(キャブ関連) 外側]

キャブ改造の一番面倒な座席の製作が前回で終わりました。今回はちょっとユックリと
外回りの製作を行います。

・後妻の窓の手すりの追加
自分がモデルとしているD51516号機ですが、写真の通り後妻にある窓の下側に手すりが
付いているので、これを追加したいと思います。
DSC00520.JPG
窓縁に0.8mmの真鍮線を使って製作します。窓縁に0.9mm(半田の回り込みを良くする
ため僅かに大きめにしています)の穴を空け0.8mmの真鍮線を通して裏から半田付けし
裏側をヤスリで平らにしてます。
DSC06315.JPG

・窓縁を取付ける
手すりを追加した窓縁を後妻に取付けました、取付は嫌気性接着剤です。
DSC06316.JPG

・前妻の庇を取付る
ここも接着で無く半田付けにするため、他作業の兼ね合いで取付を行う事が出来ません
でしたが、やっとこさ庇を取付ます。
DSC06318.JPG
で、内側にパーツのリブが出っ張りますが、半田付け後に平し処理しました。
DSC06317.JPG

・通風口を取付る
通風口は基本製作編で一度取り付けましたが、実機と位置が違う事が判り取外していた
ものの、改めて取付直します。また札差も、今回の作業で取付けます。
で、取付け方ですが基本編で説明しているように、簡易位置出し治具を作って治具で位置
出しして接着していきます。接着剤は他同様に嫌気性接着剤を使用しました。
で、肝心な位置ですが、床面から3mm、前妻から12mmと設計図面集から位置を拾いまし
たが、通風口自体が縦横共に1mmずつ大きい事が判り、これも修正しました。
DSC06320.JPG
なお冊子の前妻から7mmは間違いではありますが、どうやら初期型の寸法を使ったよう
です。途中で100mmほどキャブの奥行きを拡張しており、拡張前の位置を読んだよう
ですね。(模型のキャブは拡張された大きさですから、設計ミスは確かです)

・札差を取付る
通風口は取付位置が示されていますが札差は何と指示無し、要は「適当に付けて」って
ことになります。今更ですが酷いものですね・・・・

で、当然取付位置の検証をしました。床から5mm、後妻から6mmの位置と判りました。
DSC06321.JPG

  今回は軽い作業で終わらせました(実はこの土日はヤボ用で両日用事がありました)。
  とは言え、今回の作業で、大分形には見えてきましたかね。
  DSC06323.JPG
  DSC06322.JPG

さて残すは側面の庇や窓枠そして肘掛け等ですが、これまた悩んでます^^;
塗装も含めて考えた時、どう言う形で組み塗装した方が良いものか考えています。
また、キャブ天井の梁もまだ付いていませんが、ここも悩みの種です。素直に組めるところ
じゃないんですよね・・・・
またリアリティアップのために予定されているのが、蒸気分配箱からの配管、ここも悩んで
いる所ですね、まだまだ落ち着くまで時間がかかりそうです^^;

さて、一段落付きましたので
本日、これにて休工。

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キャブ回り関連改造7(座席の製作) [改造(キャブ関連) 座席周り]

このところ目の疲れが酷く、1時間集中してディスプレーを見ている事が出来ず、やっと
老眼鏡を新調し、作業が出来るようになりました。
今回、目の疲れで思うように進まなかったのもあるのですが、それ以外にも課題が山積
難産の製作でした。
また今日の作業でキャブの側板に付いている座席のフレームを作っていきますが、先の
調査の通り、座席は跳ね上げが出来るように可動式とはなっていますが、小さ過ぎる
ところもあるのと強度の確保の自信が無いので^^;可動させてまでの作り込みにはなり
ませんので、ご了承下さいm(_ _)m

・座席フレームの詳細設計
検討図だけでは製作出来ないので詳細図を起こしていきます。前の通り可動式にしない
のと、実機を忠実に再現したいところはあるのですが、加工や強度的な部分から若干形を
変えています。
眼鏡を作り替えるまでは目がショボショボ、1時間経たずにギブアップ、何とか図面化
しました(T-T)
また図面書きに使っているPowerPoint、Office2013を使っていますが、図形描画は
「小さな親切余計なお世話」が多く、非常に使いづらい!!やむなくウィルスに捕まら
無い事を祈りつつ、以前持っていたOffice2003のPowerPointのみをを追加インストール
して作図環境は改善しました^^;
cab_Seat_Frame.jpg
この図面、かなり書き直しています。実機に忠実に作ろうとすると、半田付けで
かなり苦戦する事が予想され(先に半田付けしたところが、後に半田付けした事に
より変形または脱落の可能性が高い)組立を考慮した結果が上図となりました。

・ベース部分の製作
今回設計上で悩んだのがこの部分、大きな丸穴が空いた座席を支える部分は、実機では
キャブ側面にそのまま溶接されています。忠実にやろうとしたら、この部分位置出しや
他の部分での半田付けの際、熱で取れてしまうなどと言ったトラブル難航する事が
目に見えているので、ベースを作りそこに作り込んで、ベースを組立完了後に接着と言う
方法を取りました。
DSC06299.JPG

・座席の支えをベースに取付る
丸穴が空いた支えをベースに半田付けで取付ますが、外枠から1mmちょっと内側にオフ
セットした位置に取付ます。
DSC06301.JPG

・座面のベースを取付る
メインの構造体の座面を取付るためのベースを取付ます。実機はUの字型の枠なのですが
加工や強度を考慮して、くり抜かずにしました。(加工も楽、強度も取れる^^;)
DSC06307.JPG
座面ベースの中央には、座面位置出し用のピン(0.8mm真鍮線)を立ててあります。

・座席フレームにリブを付ける
ここからはディティールアップの細工です。強度に全く影響が無いので瞬間接着剤で
接着しています^^;2.5mmに切った真鍮板の帯を支えに巻いていきます。
DSC06308.JPG

・座面の三角版を取付る
この部分の最後の細工です。座面を倒した時に座面が水平になるように、支え(先ほどの
リブ部分)に当てる事で水平を保っている三角版を取付ます。
DSC06309.JPG

 これで座席自体としては完成です。さて、キャブ側板に取付るとどうなる
 のでしょう?

・取付前に下準備
ステーAですが、本誌では接着となっていますが、自分の場合は強度を考慮し半田
付けにしています。しかし半田が側面に残っていてこれを綺麗に除去しないと取付が
思うように行きませんから、半田の除去処理を行いました。

・座席を取付る
取付位置を墨出しし、今度は嫌気性接着剤で取付けます。で、こんな感じで取付けられ
ました^^;
DSC06310.JPG

 今回は難産でした^^;何しろ設計が進みませんでした。実機を忠実に再現したい
 のですが、再現するには余りにも細かすぎたり、製作上の問題が多々あり、それを
 そうやって対処するか
 そして、「歳」と言って片付けてしまえば、それっきりですが、視力の低下で
 思うように作図が出来ないと言った事から、余計にかかった部分もあります。
 今後も目の疲れ等で、製作が遅れる可能性ありますので、この点ご容赦戴ければと
 思います。

作業も何とか終わりましたので
本日、これにて休工。

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お店にて9 [珊瑚模型]

何と前回お邪魔したのが昨年の8月ですから5ヶ月ぶりの珊瑚模型へのお邪魔です。
さすがにキャブ周り作っていてパーツも底付いてきたのと、大物パーツが欲しいところも
あり、雪が降った日ではありますが、お店に行ってきました。

・今回は散財しそう^^;
大物パーツを購入しようと思って向かおうとしていたkinkinであります。でも今日は
18日給料日まで1週間「金無いモンな・・・」って思っていましたが、考えたのが何と
これまで溜め込んだ商品券(^^ゞ
何せ長距離通勤、お陰でVIEWカードのポイントはどんどん溜まります(?)。これまでに
何千ポイントも溜まっていて、金券(ルミネの商品券)に交換していたので、これを原資に
換金してパーツを買うことにしました。(鉄ちゃんでしょ、鉄道がらみで使います?)
DSC05998.JPG
買い取りレートは他の商品券から比べると悪いけど92%、とは言え、1,000円券20枚
18,400円で買い取って頂きました(^^ゞ
お店は何と、blog友達のまこさんのお店の2件となりの金券ショップです。(帰りがけに
まこさんの所に寄ったのは言うまでもありません^^;)

・お店に向かったのですが・・・
欲しかった物が売り切れ!!社長さん曰く「個々のパーツは作ってあるんだけど
パッケージに出来てない」との事、やむなく諦めて次回来た時に買うことにしました。
で、買いたかったのは、キャブの運転席の目の前にある逆転機(3,888円)なのですが・・・
無いものは仕方無い、来月に出直しますと言う事で、購入は来月となりました^^;

・とはいえ、6千円ちょっとは散財^^;
一応気になっていたパーツを購入、キャブの内側側面に張り付いている「砂撒き 作用
コック」(1,080円)、キャブの屋根に付いている吊環(1,296円)、そしてテンダーの下にある
ATS車上子(3,888円)を購入してきました。
ATS車上子は、まだ先でも良かったんですが、買っちゃいました^^;
DSC06026.JPGDSC06027.JPG
DSC06029.JPG

・恒例のお年賀
毎年1月はお年賀としてパーツを頂けます。今年はタブレットです。
DSC06028.JPG
「鉄道で言うタブレットって?」鉄ちゃんじゃ無い人は判んないでしょうね・・・・^^;
タブレットと言うのは、単線(1つのレールに上り下り両方の車両が走る路線)で、区間内に
複数の列車が存在しないようにするための、手形みたいなものです。
このタブレットによって、路線内に双方向の列車が存在しなくなり、正面衝突なんて事が
起きずに済んで居るんですね・・・・
D51には使う事は無いものの、暇を見て組立たいと思います。

・またまた社長さんと話し込んでしまいました^^;
先日、自分宛にC62製作記をご覧になった方からのメールがありました。自分からの製作
アドバイスを受けたいと言うことと「珊瑚模型のパーツを購入したいが、どうすれば良い
のか」と言う内容でした。
自分、お店でのダイレクト購入なので通販利用したこと無いんですよね・・・・
で、一応「FAXで欲しいパーツNo.を送り、FAXで見積の返事来たら、指定口座に振り込め
ば、良いんじゃ無い」って答えたんですよ。そしたら社長さん「その通りですよ!」って
間違って無くって良かったです。
問い合わせ電話も、やっぱり日曜か月曜の夕方しか受ける暇が無いようです。
で、C62を今から作り始める方も、まだまだ居られるんですね・・・・こう言った問い合わ
せも結構あるとのこと。
なので、1/24パーツもまだまだ、販売は継続されるとのことでした。自分としても完成まで
先が長いので、これ聞いて一安心したところでした^^;
また現在配刊中のC57は、サッパリみたいですね・・・お店への問い合わせで改造について
聞かれたら「改造するならC57は手を出さない方が良い」と答えているそうです。
判る気しますね、半田付けは効かないし薄いアルミや亜鉛合金のパーツですから、組立や
取付は手に負えませんよね・・・・

 色々と話し込んでしまい、危うく新宿からのライナーに乗り損ねるところでした
 アブナイ、アブナイ^^;
 さてと、ひと月ほど空けて逆転機を買いに行かなければなりませんね、その頃までに
 どこまで進捗しているかな(^^ゞ

と、言う事でお店での一時でした。

前回記事で、今週は記事アップ無いかも・・・・と言う事でしたが、この記事がアップ
できました。でも、これから色々と用事をこなすために休工です。
次回の作業で何処まで進捗があるでしょうか???

では。

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キャブ回り関連改造6(座席の樹脂物パーツの製作) [改造(キャブ関連) 座席周り]

前回の作業は半日(?いや数時間^^;)となり、作業が中途半端となりました。今回はその
続きの製作で、プラ板を加工した作業となります。

・戸袋の横に走っている木を貼付る
実機の写真の通り「あれが背板か」と思う感じに、戸袋には7,8cm程の幅の木の板が張り
付いています。この板を再現してみます。
7,8cmと言う事は、3mmぐらいの幅になりますから、3mm幅に0.5mmのプラ板を切出して
この部分は作ることにします。切り出したプラ板は木の感じを出すために#400のサンド
ペーパーで表面を荒らしてあります。
DSC06000.JPG
戸袋と同じ幅で切り出したら、合成ゴム系の接着剤で上からビッシリと敷き詰めていき
ます。
DSC06001.JPG

・背板の製作
背板の形は検証図のような大きさとなるものの図面は製作していませんでしたので以下の
形で作ることにした。
cab_seat_back.jpg
1mmのプラ板を2枚貼り合わせで背板の本体は製作しています。布地の感じを出すために
#240のサンドペーパーで表面を荒らしています。
DSC06003.JPG

・座面の製作
背板と同様に製作していきますが、こちらは背板ほど複雑ではなく座る部分のみの製作と
なります。
cab_seat_surface.jpg
座面は1mmのプラ板4枚重ね合わせで製作、背板同様に表面を荒らしています。
DSC06004.JPG

 今回の作業は、これで終了。塗装等行いたいところありますが、キャブがある程度
 出来上がってからでないと塗装が出来ないので、それまでこのままで保管となります。
 次回で座席のフレームの製作に入りたいと思います。

作業も一段落付きましたので
本日、これにて休工。

Ps:
次週は土日共に用事が入っており、製作出来ないので次回記事アップは1/31ぐらいに
なるかと思います(^^ゞ

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キャブ回り関連改造5(後妻窓の戸(窓)袋の追加) [改造(キャブ関連) 座席周り]

検証が終わりましたので製作に進みます。まずは、ここを手掛けないと先に進みません。
座席の背板を取付るには、この部分が無いと取付けられませんので・・・・

・加工図
この部分の加工図は簡単な形にしました、普通なら重ね代を設けるのですが、力が掛かる
事も無いのと半田付けでの取付と言う事もあり、単純なコの字型のアングルにしました。
cab_window_box.jpg

・寸法で真鍮板を切り出し曲げ加工
上図の通り0.3mmの真鍮板を曲げていきます。薄い真鍮板ですが僅か2mmの曲げなので
曲げが難しいのです^^;何とかこんな感じにまとめました。気持ち2mmの曲げ部分を
長めにして、ヤスリでガタ付きが無いように調整しています。
DSC05989.JPG

・背板用の位置出し兼固定用のピンを付ける
背板の形状はほぼオリジナルと同じ様な形にする予定です。位置関係もオリジナルと同じに
するものの、取付る際に位置出しや固定が思うように行かない可能性(今のところ接着で)が
あるので、取付用のガイドピンを追加しました。
位置的にはオリジナルの背板の取付穴と同じ高さ位置25mmにしていますが、横位置はセン
ターから2mmオフセットしています。
0.8mmの真鍮線を寸法に合わせて穴開け、裏から半田付けと言った形を取りました。
DSC05991.JPG

・枠の取り付け
枠の取付の前に元の背板を止めるための穴を使いませんから、この穴を塞ぎます。塞いだ後
枠の固定に取りかかります。
位置決めをしてキャブとの接触面の部分に半田を流して行き、余計な半田を処理して完了です。
DSC05993.JPG

 今回の作業は、これで終了。「まだ他の部分の作業が出来るのでは」と、思われるかも
 知れませんが、実は・・・・・
 この3連休時間がありそうで無かったんです(T-T)
 土曜日は休日出勤、昨日は午前様なのに朝からボーイスカウトの新年集会で一日潰れ
 今日は・・・・って感じで、作業は午後からだったんです^^;

不完全燃焼ではありますが、作業も一段落付きましたので
本日、これにて休工。m(_ _)m

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キャブ回り関連改造4(座席の取付検証) [改造(キャブ関連) 座席周り]

前回で下準備が終わりましたので、座席の取付検討を行います。
実機取材の通り、後妻の窓は落とし込みによる窓開放が出来る事が判りました。現在の
実機の席は単なる板張りとなっていますが、稼働時はこのような席では無いとは思います
ので、それを想像ではありますが復元してみたいと思います。

・模型からの採寸
模型を採寸すると下図のような形で、窓センターと背板の芯は合った形です。座席その
ものの位置は余り細かく追う必要はありませんので、床から座面までの高さだけ測って
おきました。
cab_Seat.jpg

・窓を落とし込む枠は窓のセンター合わせで
この部分は背板の位置とは無関係に作り込んでも良さそうです。実機写真から考えると
間口は5cmぐらいでしょうか、なので2mmが模型での間口寸法となります。
横に並ぶ木の板ですが、木そのものを使いたいところではありますが、どうしても厚みが
あるんですよね、なので0.5mmのプラ板に粗めのサンドペーパーで表面を粗して貼付る
事で再現する事にします。
なお、枠の上の位置ですが後妻の窓の外側にある窓枠の大きさと合わせていきます。
cab_back_window_storage.jpg

・背板の位置はセンターからズレる
実機の写真から位置関係を考えると、模型上での座席の位置だと、窓から離れすぎて
いる感じになります。
DSC00646.JPG
また、模型のキャブの平面図ですが、座席位置が窓枠との間が空いているのが判ります。
あくまでも想像ですが、座席取付用のベースが、キャブ固定用のアングルと干渉するため
ギリギリの位置に移動させたのかと思います。
cab_seat_position1.jpg

・座席位置を決めるパーツ寸法なんですが
実機取材で判ったように座席は跳ね上げ式になっています。確かに模型の座席を跳ね上げ
式の座面を上げようとしたのならこのスペースが必要となりますが、なんとこの座面の
厚みが5mmもあるので、客車の座席ではないのですからどう考えても厚いです。
DSC05900.JPG
多分厚みがあっても10cmでしょう。故に厚み自体は4mmもあれば良いのかと思いますから
これを跳ね上げる事を想定して窓枠との位置関係を決める事にします。
で、肘当てが窓枠にはありますから、この肘当てが垂れ下がった時の事も考慮して考えると
座面の厚さよりオフセットが必要となります。
肘当ての幅がまた大きく6mmもあります。現寸換算で15cmぐらいある事になりますが
これも有り得ない幅です。窓枠よりちょっと大きいくらいで良いはずですし、実機検証の
時に撮った写真から判るのですが肘当てを固定する部分って5cmぐらいしかありません
でした。これから判るように2mmもあれば良い事になります。

fig13.jpg・座席の高さ
ここでもう一つ検討を「座面高さって、このままで
良いのでしょうか?」、ここまでいい加減なDeAGO
設計ですから座面高さもチェックしておきましょう。
実機の通り何となく座面の高さって、余り無さそう
なのですがどうなんでしょう。
調べたら資料がありました、床面から450mmのよう
です。1/24換算でほぼ19mmでしたから、ここの寸法
は、合ってましたね^^;

・座席の位置関係が判明
下の図面(赤い部分が座席です)から座席の位置関係が
判ります。
前後位置に対して後妻から400mm側面から300mm
の位置が座席のセンター位置である事が判りました。
そして座席ですが、これも模型のパーツは大きい。
図面からの読取りですが、実機は350mm角と判り模型寸法で1.5mmほど小さいようです。
やはり小さく作り込むのが難しいのですかね・・・
fig14.jpg
これで必要な寸法関係が揃いました。

・検証結果からの位置関係
これまでの検証結果から図面にしてみます。
ただし位置関係及び外形寸法のみを追っていますので、この図だけで製作を進める訳では
ありません。(^^ゞ
各パーツの製作編の記事ごとに図面は作っていきます。
cab_seat_position3.jpg
cab_seat_position2.jpg

 これで検証とラフ設計が完了しました。次回で背板からキャブに作り込んでいく事に
 します。
 前の通り位置関係は判りましたが、各パーツの詳細設計で各部を作り込んでいく事に
 なります。次回以降で製作へと続きます。

検証作業も終わりましたので、今回の記事はこれで終了です。
では。

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