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第98号「逆転器関連組立」,第99号「台車と本体の合体」 [基本製作]

本当に組立も終盤戦、98号は逆転機関連の組立となります。

・アングルタイプの逆転棒
実機もLアングルで作られている逆転棒です。実機は全ての部分がLアングルなのですが
模型では一部コの字のチャネルになっています。
DSC00557.jpg

・逆転機の組立1
⑥逆転棒C(逆転棒本体)と③逆転棒B(逆転棒滑受)を冊子通りにビス止めします。ここで
ちょっとした問題があります、指示では付属のビスはM2x3mmとなっていますが、実際入って
いるビスはM2x4mmです。出来ればこれまでの予備ネジがあると思いますから3mm長のビスを
使って組立ます。
なおパッケージに付いてきた4mm長のビスを使うと裏側に若干ビスが顔を出します。
(写真を参照下さい)この事から、ここの組立には3mm長の物が必要です。 DSC00561.jpg
4mm長のままだと常に動かす訳では無いのですが、逆転棒の組付作業で④逆転棒ガイドに
引っ掛かる可能性があります。

ここでTips、上部の面を合わせるように組む(自分の場合は机の端の方で逆転棒をひっくり返して
机に逆転棒滑受を押し付けながらビス止め)と綺麗に納まります。

・逆転機の組立2
①逆転棒Aを本体に組付ます。ここに3mm長のビスでも組めなくは無いのですが、ネジ山を
一山程度しか噛んでおらず、取付強度が気になります。なので、ここのビスの長さは4mm長で
正解のようです。
組立のTipsとして二股部分が平行になるように棒の先を揃えてビス止めを行って下さい。
ちょっと極端にずらした状態ですが、写真のようなズレが無いようにして下さい。
DSC00558.jpg
なお、冊子では②逆転機を逆転棒に通していますが、逆転機は通さずにそのまま作業します。
逆転器自体は次の塗装を行ってから、逆転棒を通す事にします。

・ここまで組んだなら塗装へ
この段階で塗装を行います。いつもの事ですが、組上げてからでは塗装も思い通りに出来ま
せんから、このタイミングで行っておきます。

・逆転機の取付
ここは冊子の指示に従い、ランニング・ボードの裏側から②逆転機をビス止め、④逆転棒
ガイドをボイラーに取付ます。なお、逆転機はキャブと火室側面に密着する感じで取付ます。

・逆転棒リンクの取付
既に台車側に組付ている逆転リンクに、⑤逆転棒リンクを留めネジで取付けますが逆転棒
リンクは向きがありますから注意して取付て下さい。
アームの根本の厚みが大きい方がネジが切られている方です。
DSC00560.jpg

これで台車と本体が合体する準備が出来ました、ここから99号の組立となります。
で、ご存じの通り、自分のD51は台車の組立もままならない状況なので、作業手順に併せた
写真が撮れていませんので、ご了承下さい。

・ボイラーバンドの位置修正
またもや、やってくれましたDeAGOSTINI。
既に塗装の話を始めているくせに、今更バンドの位置を変えるとは・・・・・既にボイラー
本体を塗装した方はどうするんでしょう。多分少なからず塗装が剥がれると思います。
で、位置をずらさずに対処する方法ですが、バンド根本に細めの針金を2周ほど巻き付けて
バンドのビスを外してもバンドが広がらないようにします。
(出来ればズレてこないように瞬間接着剤で固定した方が、なおベター)
ビスを外し、針金を包むように出っ張った部分を曲げてバンドに沿わせて下さい。
スミマセンが自分はバンドを半田付けしているので、上記内容の確認が出来ていません
上記方法でも上手く行かない可能性もありますので、予めご了承下さいm(_ _)m

・台車に本体を被せる
冊子の通り、逆転棒リンクをランニング・ボードの穴を通して台車に本体を乗せます。
D51の場合、懸念していた逆転棒リンクの通る穴とリンク自体の位置関係は問題無さそうです
C62の時はランニング・ボードの穴位置の設計ミスで、逆転機のロッド(棒)がシッカリ納まら
ないと言った、トラブルがありました。
〓 追記 2013-12-5 〓
上記では、角穴位置は問題ない事を書いておりますが、私設掲示板での投稿のように
逆転機がフルギアー状態にならないと言う問題が出ています。
素組で単に動かすだけであれば大きな問題とはなりませんが、リアル追求派の改造有りきの
方に取っては大きな問題となっています。

・エンド・ビームの固定
冊子の通り、キャブ下のエンド・ビームを台枠に固定していきます。

・分配弁その他を取付る
注意すべきは、公式面側の雨どいの取付です、分配弁を利用しての共締めになります。
皆さん、58号の雨どいのホルダー無くしていませんね・・・・?

・リンクへ逆転棒を取付る
自分の場合、リンクが完全にランニング・ボード上に顔を出しました、この取付は先に98号の
逆転棒リンクを逆転棒に取付てからでも作業出来た感じです。
また、注意すべき点として、冊子にもあるように、ガイドに滑受が乗っかっている事を確認して
下さい。
DSC00562.jpg
DSC00563.jpg

・連結器の取付
フロント側の連結器は97号付属の六角ビスで取付けますが、パーツに含まれているレンチで
締めるよりは、精密ドライバー(六角)の対辺3mm用を使用して行った方が格段に作業がし易い
です(今更購入する事はありませんが)。
なお、ここの組付けはキッチリ初めから固定するのでは無く、仮組みしてシックリ固定すべき
位置に納まる事を確認してから作業して下さい。自分の連結器のように収まりが良くない場合
があるかも知れません。
収まりを確認してから本締めすればOKです。

連結器の固定によって、ボイラー本体と台車が合体しました。
で、石炭とフィギュアはどうするか・・・・・・

・結局、あのテンダー内の隅の穴は何だったのか?
ダミー石炭の傾き防止等に使うのかと思いきや、何もあの穴は使わない事が判明しました。
よってあの穴は、別売の石炭を購入した方は穴を塞がないと穴を経由してテンダー内側に
石炭が落っこちてしまいます。(全くあの穴は意味を成さない穴です)

DSC00322.jpg
厚紙等で構いませんから、テンダー上板の角を埋めて、石炭が中に落ち込まないように細工を
行って下さい。

・フィギュアはご自由に
乗せる乗せないは自由です、自分は乗せません。
と言う事から、99号は自分にとって無駄な号のパーツとなりました。(石炭購入された方は
大半の方がそう思っているかと想像します)

これで、逆転機も付いて本体と台車が合体しました。
残すは100号のパーツのみですが、さてさて最後の号は何が待っているのでしょうか・・・?
気になる部分が1箇所ありますが、100号を待って確認する事にします。

作業も終了しましたので
本日、これにて休工。

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コメント 17

獏

デアゴって本当に問題発生率高いんですね(@@;))

by 獏 (2013-11-30 18:41) 

kinkin

>獏さん
こんばんは、いつもご覧頂きありがとうございます。
巻の末期になって、問題多発ですね・・・・巻末で人員整理して手を抜いたとしか
思えません(`⌒´)
by kinkin (2013-11-30 19:03) 

ニッキー

未だに問題続発ですねぇ( 一一)
しかし、塗装済みの部分を動かすとか意味のない穴とか・・・ある意味バラエティーに富んだ問題ばかりで、初心者さんは何が何だか状態になりそうです(*_*)
by ニッキー (2013-11-30 20:11) 

kinkin

>ニッキーさん
おはようございます、いつもご覧頂きありがとうございます。
どう考えても、DeAGOSTINIって作り手の立場になって順序を考えていない感じです。
今回の様に折角仕上げた部分を動かす何て言う事は無いし、塗装においては
接着した部分を取外す指示まであるくらいですから、大したものですよ。
初心者に対して本当に「やさしい(?)」ですね・・・・
by kinkin (2013-12-01 05:30) 

YUTAじい

おはようございます。
船舶模型は・・・パーツの修正も製作の醍醐味とうたってますが・・・
金属模型は良く公証されて無いと困りますね・・・また助けて戴けました。
by YUTAじい (2013-12-01 06:16) 

kinkin

>YUTAじいさん
おはようございます、いつもご覧頂きありがとうございます。
このところ、ミス連発が続いているDeAGOSTINIですね・・・・
C62でも、かなり手戻りがありましたが、今回の手戻りは痛いですね(特に塗装して
しまった方)。
by kinkin (2013-12-01 07:01) 

楽しく生きよう

見ていると部品供給されるだけで、スクラッチしているようですね。
by 楽しく生きよう (2013-12-01 09:08) 

kinkin

>楽しく生きようさん
おはようございます、いつもご覧頂きありがとうございます。
正しく、スクラッチですね。パーツ(本誌)は買うものの何らかの手を加えないと
納得の行く形に製作する事が出来ないんです、自分の場合は。
by kinkin (2013-12-01 09:31) 

大林 森

何時もながらすばらしいお手前。久しぶりにプラモの山も崩したいです。_:(´ཀ`」 ∠):
by 大林 森 (2013-12-01 12:59) 

kinkin

>大林 森さん
こんにちは、いつもご覧頂きありがとうございます。
やっとblogの更新も再開されたのでしょうかね、ご無沙汰です^^;
相も変わらずこんな感じで続けていますよ、残すも後1号ですが、これからがD51は
本番の改造に次ぐ改造と続いていきます。
by kinkin (2013-12-01 13:07) 

take-y

今回も問題多すぎですね。さすがデアゴ(^_^;)

 あと、掲示板のほうに書こうと思っているのですが
 組むと逆転リンクが引き上げ(後進方向)にほとんど動きませんね。リンクの可動範囲が引き方向に足りてないようで設計ミスですねたぶん。 
by take-y (2013-12-01 14:20) 

kinkin

>take-yさん
こんばんは(もう暗いから、こっちでいいよね)、いつもご覧頂きありがとうございます。
他のコメにも書きましたが、巻末期で人員整理して、ろくに記事チェックしていない
感じで手抜きしていますね。
リンクの可動範囲少ないですか・・・・・どこまで、ミスがあるのか。
by kinkin (2013-12-01 16:44) 

きたがわさちこ

最後の最後まで気が抜けませんね!
しかし、逆転機ってのも初めて知り、youtubeで動きを確認しました。笑
レトロな仕組みのようですが、美しい動作だなぁと思いました。^^

by きたがわさちこ (2013-12-02 13:13) 

美美

また問題発生ですか^^;
でも過去記事からkinkinさんには何の問題も無いような(笑)
仕方ないんでしょうかね・・・
by 美美 (2013-12-02 19:13) 

kinkin

>きたがわさちこさん
こんばんは、 いつもご覧頂きありがとうございます。
昔の人はよく考えたものだなと自分も思いますよ、でも技術の基本の積み重ね
なんですよね。

>美美さん
こんばんは、 いつもご覧頂きありがとうございます。
そう思うかも知れませんが、結構書いていないような問題が結構あるんですよ
まあ、blogに書くほどの問題では無いので書いていませんが・・・
C62で慣らされちゃったのかな・・・DeAGOSTINIの問題の多さに。

by kinkin (2013-12-02 22:07) 

YUTAじい

おはようございます。
来年は・・・手を拡げ過ぎない事、肝に命じます。
by YUTAじい (2013-12-04 06:30) 

kinkin

>YUTAじいさん
おはようございます。
あれだけの数、良く集められましたね^^;あの手の類いコンプリートしようと
思うのですが、まず出来た試しがありません。
by kinkin (2013-12-04 08:52) 

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