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第75~78号「テンダー台車組立」 [基本製作]

4週分のパーツが揃いましたので、まとめてテンダー台車の組立を行います。
なお塗装を考慮して作業を進める関係で冊子と異なる順序となっています。個々の作業は冊子
通りの作業説明をご覧いただきながら、以下の補足を及び順序に従い作業を進めて下さい。

・バネ回りの組立
パーツは75,76号をごちゃ混ぜにしても問題ありませんから、まとめて作業を進めます。
担いバネにバネ吊りを取付る際に注意すべき点は、バネ吊りを押さえながら担いバネに密着
させるだけで無く、バネ吊りが垂直に担いバネから延びているかと言うことが重要です。
何故ならばバネ吊り受けには何ら位置決めやバネ吊りを受けるような穴が無く、単に形として
バネ吊りの形をした棒が下に延びているだけですから、綺麗に見せるためにもこの部分は注意
して作業を進めて下さい。
DSC00278.jpg

・バネ吊り受けの取付
組み上げた担いバネ一つを利用してバネ吊り受けを取付ます。順序的には担いバネの取付なの
ですが、先の作業上具合が悪いので順序を入れ替えます。
さて担いバネですが、瞬間接着剤では無く、両面テープを裏側に貼って取外せるようにして
おきます。
担いバネの仮取付は冊子の通りに台枠と水平を取りながら取付けて、それから本命のバネ吊り
受けを取付ます。
さて、取付位置ですが端の部分はリベットの相対位置を合わせると言う方法で何とかなります
が反対側は単に下側の端面を合わせると言う余りにもアバウトです。
この部分ですが写真のように位置する感じです脇のバネ吊り受けの円状の部分を台枠のリベット
(丸部分)に当てて下側を合わせる感じで良いようです。
DSC00279.jpg

・軸箱の取付
77号のブッシュをガイドとして利用して台枠に軸箱を取付けていきます。この際ブッシュは
台枠に接着しないで下さい。(無用な部分まで塗装されてしまいます)
ブッシュをガイドとして軸箱を77号の冊子の説明に従い取付けていきます。ここの接着は瞬間
接着剤を指定していますが、嫌気性接着剤があるならばそちらをお勧めします(自分は嫌気性
接着剤です)組立のポイントとして写真のラインを平行にするようにして下さい。
DSC00280.jpg

・排障器の取付
78号の排障器の取付を行います。この部分は冊子の通りに行えば良いでしょう。

・塗装前のマスキング作業
やっとこれで部分組立が完了し塗装作業に移行する訳ですが、唯一ここで注意しなくてはいけ
ないのが車輪へのマスキングです。
車輪のレールと接する面へのマスキングは既にご紹介済みですが、ここの車輪ではブッシュに
接する車輪の軸は塗装されたくないのでブッシュが嵌まる部分をマスキングしておいた上で
塗装を行う事にします。
このマスキングは本来、65,66号の従台車組立でご紹介すべきだったのですが、忘れており
ましたスミマセン。m(_ _)m
DSC00281.jpg
また、担いバネや台枠も写真の感じでマスキングテープを貼ってマスキングしておきます。
DSC00283.jpg
DSC00282.jpg

・塗装作業
これで塗装の準備が整いましたので、組立途中のパーツ及び未だ組付ていないパーツ全てを
この段階で塗装します。

・担いバネの取付
やっとこの段階で担いバネを取付ます。塗装前に行ったマスキングは剥がし忘れないようにして
冊子の説明に従い取付ていきます。

・ブッシュの取付
台枠にブッシュを取付けますが、接着剤は僅かで構いません、あくまでも車輪を台枠に組付る
際にブッシュが脱落するのを抑えるために行っています。

・台車横枠の組付
これも冊子に従って取付れば良いのですが、横枠のビス穴にビスが入りづらい所がありました
から、出来れば組付る前に一旦ネジ通しをしてビスが軽く入ることを確認してからこの作業は
行った方が良いかも知れません。
またビスは一気に付けた順にシッカリ締めるのでは無く、緩めに取付てから全てのビスが付け
終わってから本締めするようにして下さい。
〓 注意 〓
台枠のビス穴がある部分ですが台枠と一体のダイキャストでは無く、取付部分のパーツを接着
した物です、フレームの歪みを補正をしようとしたら、簡単に取れて仕舞いました。
なので、余り無理な力をかけないようにして下さい。
DSC00284.jpg

・横はりの取付
台車組立の最後の作業です。横はりを冊子に従い取付て台車自体は完成です。

・テンダーに取付る
今回の号の組立以降では再度台車を取り外すことになりますから、あくまでも仮取付と言う意味
での作業である事はご承知下さい。
組上った台車をセンターピンとワッシャーでテンダー底に取付ます。この時排障器がある方の
台車はテンダー後方で排障器はテンダー後部側に向けて取付て完了です。

さて今回の組立ですが、当然ながら担いバネは作り直す予定でいる他、バネ吊り回りも非常に
お粗末な作りです。
この部分は追って改造予定ですので、まとまり次第にこのblogでご紹介したいと思います。

また、配本済みである79号は次回以降で作業することにします。

と、言う事で作業が全て終了しましたので
本日、これにて休工。

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たか28114

こんにちは、(^-^)
今、まさに75号の製作をしております。なんだか納得のいかない所がたくさんあってなかなか作業が進みませんσ(^_^;)
困った時のkinkinさん、おすがりします。
by たか28114 (2013-07-13 17:57) 

kinkin

>たか28114さん
こんにちは、いつもご覧頂きありがとうございます。
そうですね、素のままで組むのであれば上記の形で組めば良いのでしょうが
リアル追求派の方々にとっては不満だらけのテンダー台車ですよね。
正直、自分も何処まで改造できるかなと思っているところで困惑しているのも
事実です。バネ吊り受け然り、軸箱然りです^^;
by kinkin (2013-07-13 18:25) 

ニッキー

kinkinさんには珍しくリアルさを追求というよりはとりあえず注意点の説明だけ(・・?、と思いましたがこれから改造されるんですね(^^)
改造写真お待ちしております(^^♪
by ニッキー (2013-07-13 21:04) 

kinkin

>ニッキーさん
おはようございます、いつもご覧頂きありがとうございます。
今回は基本製作編です。このblogが改造のためのみに書いている訳では無く
大多数と思われる素組の方達にも、参考になればと思い書いていますので^^;
DeAGOSTINIの冊子の説明通りに組むと結構泣かされることが多いんですよ。

今回製作分の改造は後日と言う事でお願いします(^^ゞ
by kinkin (2013-07-14 04:59) 

pandan

一つ一つに作業が丁寧ですね〜
おつかれさまでした。
by pandan (2013-07-14 06:19) 

take-y

 基本編アップご苦労様です。

 部品の作り自体ばかりか組みつけ説明もいい加減でしたがKinkinさんのやり方ならなんとか形になりそうですね(^O^)

 それと、うちは運よく改造ベースにC62の部品が入手でき D51純正のは撮影用に仮組みしただけで、早々に自作台車に履き換えてしまったので格闘することは無かったですが、大多数の方は これを使わざるをえないわけでデアゴさんにはもっとしっかりしたものを出してほしかったですね(^_^;)
by take-y (2013-07-14 06:21) 

YUTAじい

おはようございます。
デアゴさん・・・手抜きして良い(良く無いですが)処とメリハリが無いので困りますね、流石です続き楽しみです。
by YUTAじい (2013-07-14 06:45) 

kinkin

>pandanさん
おはようございます、いつもご覧頂きありがとうございます。
今回の号は冊子を見ても悩む部分がありました、また、いつもの事ですが塗装を
一切考慮せずに組んでいますから、困ったものです。
と、言う訳で今回の号はかなり補足部分がありました。

>take-yさん
おはようございます、いつもご覧頂きありがとうございます。
手抜きと言うより体裁だけ繕ったと言うのが今回の号ですね、せめてバネ吊り受けは
バネ吊りのロッドを差し込んで一体感を持たせて欲しかったです。そんなに難しい
話では無いと思うのですがコストカットしたんでしょうね。

>YUTAじいさん
おはようございます、いつもご覧頂きありがとうございます。
手抜きというレベルを超えていますね、安物の格好だけのプラモデルと言った
感じすら思わせるDeAGOの作り方ですね、判りきっているところではありますが
閉口します。

by kinkin (2013-07-14 07:34) 

macinu

激暑の中の細やかな作業の連続お疲れ様でございます。またまた改造計画すたーとですね~!流石です。(^o^)v
by macinu (2013-07-14 16:07) 

kinkin

>macinuさん
こんにちは、いつもご覧頂きありがとうございます。
何とか午前中一杯エアコン無しの部屋で頑張りました^^;基本組立編で手を入れる
必要が無い号は殆ど見かけませんね・・・・改造派にとっては良いんだか悪いんだか。
by kinkin (2013-07-14 16:22) 

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