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加減弁関連のパーツは修正が必要? [改造(本体) 上記外]

基本製作では何も触れなかった加減弁リンク(引き棒てこ)ですが、模型のパーツの形状で大きな
ミスがあり、取付位置もおかしいので、今回はこの事について説明していきます。

・実機と模型の加減弁リンクを比べてみる
写真を見てお気付きかと思いますがステーに対してリンクの取付が勝手違いなんです、ステーに
対して実機のリンクは外側に付いているのに模型は内側です。
DSC08417.jpg
DSC09677.jpg
モデルであるD51516は外向きであるため修正が必要です。ただ気になるのは、ボイラーテー
パーに付いている部分がえぐれている事です。
もしかしたら、これまでの塩害等で取れてしまい やむなく他のリンクを付けたという感じも
しないでもありません。
D51516のクロスヘッドはC51558の物を使っているくらいですので・・・・・
この部分はもう少しどうするか検討する事にします。

・ロッドの流れ
実機及び設計図ではほぼ水平にロッドは流れていますが、明らかに加減弁クランク~リンク間の
ロッドは斜めになっていてリンク側が持ち上がっています。またキャブ~リンクも気持ちリンク
側が持ち上がっています。
この部分は以前から気にかけていたところでもあり「やっぱりずれている」と言った感じです。
DSC09680.jpg
上記の通り、リンク自体を作り直す必要があるのと、リンク自体の取付位置も もう少し下側に
移動する必要があります。
これに付随しキャブ前妻を貫通するロッドの穴の位置や、最悪キャブ内の加減弁テコ(スロッ
トルレバー)の位置も修正の必要があるかも知れません。(あくまでも予想です)
また、既にボイラードームでの基本製作編でも書いているようにドーム脇の加減弁座も取付が
逆となっています。

実際の作り直しに関する記事は別途起こす事にしますので、今回の記事ではかなり大がかりな
修正が必要の可能性があると言う事だけ、認識戴ければと思います。

〓上記には関連しない部分での修正点〓

細かい部分ですが通風口の位置も標準的位置(設計図)から見るとおかしいです、窓枠の内側
のラインを基準とした時、通風口のセンターはラインより少し内側に寄った位置です。
もし拘るならば、ここは前妻から7mmでは無く11mmぐらいにした方が設計図に近い形での
取付方となります。(土曜の書き込みで作業してしまった方、スミマセンm(_ _)m)
fig5.jpg
なお、模型の位置を否定するわけではありません、D51200を見たわけでもありませんし、実際
D51516はもっと内側に位置していますので、全てが図の状態と言う事ではありません。
あくまで参考として上記情報を使って下さい。

では。

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洗口栓の移設 [改造(本体) 上記外]

今年最初の作業は火室の洗口栓の移設作業となります。既に記事上でアップしている通り
DeAGOの洗口栓の位置は縦方向に対して実機を無視した形で配置されており、空気作用管を
配管するスペースが無い状態です。これを修正していくことにします。

・穴位置の位置決め
図面を見ると、ほぼ窓の上端と洗口栓の縁の上端がほぼ同一位置です。また写真を見ても同じ
様な事が言えます。この事から窓枠上端と洗口栓上端を合わすことにしました。
fig4.jpg
  原書房刊 日本国有鉄道 蒸気機関車設計図面集より引用

・新しい位置へのケガキ作業
上手い具合に51号が届いているので、これを使いケガいていきます。キャブの窓の上端にライ
ンを引いて火室に組付て火室への基準位置を割り出して洗口栓の上端位置を決めます。
火室にキャブ同様にラインを引いて、現状位置の中心を合わせ新しい穴位置を割り出します。
この作業のため、洗口栓は全て取外ています。
DSC09508.jpg
けがいた結果、11mm上方と言う事が判りました。かなり上方への移動となります。

・新たな洗口栓
洗口栓はDeAGOで付けられているものだけで無く、他の場所にも付いているのでDeAGOには
無い部分にも追加して行きます。
写真左は公式面のキャブ寄りの山に盛り上がったランニング・ボードの足下にある洗口栓(逆転
機アームの後ろに隠れている)、写真右が非公式面のほぼ同じ位置にある洗口栓です。
DSC09182.jpg
DSC09170.jpg

・新しい位置の穴を空ける
写真ではすんなり空けている感じですが、ある程度径が大きい場合は板厚が薄いほど穴を空ける
のが難しく、綺麗に穴が空きません。
なので、当て木を敷いてゆっくりとした回転でドリルを押し付る力も最小限にして0.5mm刻み
ぐらいで4.5mmまで拡大するか、3mmぐらいまでは何とか空くので、その先はリーマーで穴径
を拡大する方法での加工をお勧めします。
DSC09512.jpg

・旧洗口栓の穴埋め
ちょっと値段が張りましたが、珊瑚模型の穴塞ぎパーツ(No.15-12 525円)が発売されている
のでこれを利用し^^;穴塞ぎを行います。
穴に合わせてパーツを嵌め込み、半田付けを行いパーツを固定します。気持ち盛り上げ気味に
半田を付けておいて表面を削り出し平らにします。また発電機取付用の穴も塞いでしまいます。
DSC09530.jpg
細かいキズがかなり残っていますが、追々修復する予定ですので今回は無視して下さい^^;

これで洗口栓の位置修正が完了しました、この後に新しい位置に洗口栓を取付たいところでは
ありますが、次の作業のために取付ずにおきます。次回で火室へのリベットを追加したいので
リベットを追加して火室のビス隠しが完了した段階で洗口栓を取付る事にします。

また火室下方にも1ヶ所ずつ洗口栓がありますので追って追加したいと思いますが、先ずは一旦」これで切り上げることにします。
DSC08374.jpg

と、言う事で・・・・本日、これにて休工。

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フロント・ブレーキホースの作り替え [改造(本体) 上記外]

珊瑚模型でエアーホースを購入してきましたので、フロント・ブレーキホースを改造していましたが
やっと完成したのでご紹介します。
(空いている合間を使い作業していましたが、殆どヤスリでの削り作業でした^^;)
すでにC62でも同じ改造を行っていますが、同じ改造をするだけで無く、もう一捻り欲しい所です^^;
ホース部分を別な材料(ゴム等のチューブ)を利用しリアルさを出したいと思います。
そしてスミマセン!!16,17号と基本製作に取りかかりたいところですが、製作ペースが狂ってしまい
ますので、土曜までお待ち下さいm(_ _)m。

・購入したエアーホース
見ての通り、元々はC62のテンダー側のエアーホースなので受け部分がありません。さすがに
別パーツだけあって、DeAGOの物と比べるとディティールが細かいです。
DSC08327.jpg

・差込部が短い
フロント・エンドビームに付くブレーキホースですが前の通りホース受けが付いています、この受け
部分の長さも含めた差込部分の長さが必要となりますが5mm程短く継ぎ足さないと取付も出来ない
状況です。
なので、真鍮線を継ぎ足して長さを確保することにします。
ただ、必要長さだけを切り出して半田付けしても強度的に問題(接合面積が小さいと簡単に折れる)
があるので、接合面をテーパーにして面積を稼ぐことにしました。
DSC08329.jpg
DSC08457.jpg

・受け部分をDeAGOのパーツから切り出す
何となく勿体ない気もしますが、この部分は力尽くで切断し削り出したりして必要な部分を残します。
元々のパーツですが、ここしか使いません^^;
DSC08511.jpg

・受け部分をホースの根本に固定する
半田付けしたいところですが折角延長した差込部が再半田付けの熱で歪んだり最悪取れて仕舞う
可能性があるのでエポキシ接着としています。
接着後に丁度受け表面に出ているボルト部分の裏側にU字に曲げた0.5mmの銅線を接着しUボルト
を再現してみました。
DSC08512.jpg
DSC08513.jpg

これで前回と同じレベルまで出来ました、ここから新たな改造です。
ホース部分を別な材料でと言う事で色々探し回り辿り着いたのがやはり電線の被覆になりました。
当初、自転車のタイヤチューブの虫ゴムを考えましたが、何と太さが1mm違っており、結局自分の
イメージには合わず採用出来ませんでした。(オヨネさん、アイデア使わずスミマセンm(_ _)m)
使用した部材はVCTF0.75-2C(ビニルキャブタイヤコード)の黒のコードの被服のみです。
自分が購入したホームセンターでは親切に10cm単位で販売してくれて何と7円足らずで買えました。
DSC08465.jpg

・ホース部分を切り出す
写真の感じにホース部分を切り出します、ちょうど電線の被覆の穴に差し込む分の長さ(5mm)を
残してカットしています。
DSC08516.jpg

・電線の被覆の穴径に併せて削り出す
ここからはヤスリでの削り出し作業です、大体ですが1mm弱の太さに削り出していきます。
DSC08518.jpg

・塗装作業
ここで塗装を行いますが、被服に通す部分やフロント・エンドビームに差し込む部分などはマスキング
テープでマスキングして塗装します。
またコックハンドルはD51516号機が艶消し白だったのでこの色にして、アクセントにホースバンド部分
をメタリックグレイで着色しました。

・電線の被覆を接着する
電線は25mmでカットして、中の銅線を全て取出しチューブ状態にします、合成ゴム系接着剤で先端
部分の向きを注意してチューブ(被覆)に接着し、パーツとして完成です。
DSC08521.jpg

フロントエンドビームに取付て終了となりますが、取付はカプラー(連結器)が来てから(多分最終号
あたりかな・・・)取付る事にします、チェーンの取付等もあり、残り1年半で紛失しそうですし・・・^^;
そして、このホース今後の組立作業上で邪魔になるんですよね、なので邪魔にならない時期まで
保管しておくことにします。

と、言う事で・・・・
本日、これにて休工。

今日は出勤、連休前半最終日の4/30に仕上げた物をアップしています、ご了承の程。

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サイド・ステップの取付改造 [改造(本体) 上記外]

先週の基本組立で書いたようにサイド・ステップの取付様が頂けません、なのでデッキ表面に
ビスの頭が出ないように細工をしたいと思います。

・要は位置出しとシッカリ固定出来れば良いはず
と、言う事で位置出しが出来て固定出来れば良いので、ネジ穴を利用しサポート用のピンを
立ててそのピンにサイド・ステップを差し込んで取り付けると言う方法を思いつきました。
最初はM2.6でデッキにタップを立ててネジで留めてしまおうかと思いましたが、デッキの取付
強度とサイドステップの根本にビスの頭が出ることを思い、止めた次第です。

・デッキにスタッドを立てる
デッキとエンドビームを合体させなかった訳は、ここにあります。スタッドを立てる際にエンド
ビームは邪魔なんですよ^^;
2mmの真鍮線をサイドステップの厚み分ぐらいにカットして半田付けしてしまいます。この時
デッキの表面に真鍮線が飛び出さないように注意して下さい。
この時接合面の半田の盛り上げは最小限にして下さい、盛り上げ過ぎたら削り出して極力元の
太さになるようにしておきます。
そして、デッキ表面のビス穴にエポキシ接着剤をちょっと盛っておき、硬化後に接着剤を削り出し
表面を平らにしてしまいます。
DSC08278.jpgDSC08281.jpg

・エンドビームの塗装
エンドビームはこの段階で塗装します。基本製作での順序で塗装しても良いのですが仕上がりを
考えれば当然のことながら、後の方が良いです。
でも・・・・またもや外は雨なので塗装作業が出来ません2週連続で塗装出来ずです、何時になっ
たら塗装出来るのかな???塗装出来るまでは未塗装のままの写真となりますが、塗装出来
次第、写真を入れ替えるようにしますので、ご容赦の程^^;

・サイド・ステップのネジ穴を2.1mmのドリルで穴を通す
スタッドが2mmなので、ちょっと大きめの2.1mmで穴を空けておきます、出来れば内側は座繰りを
入れておくと、半田付けの部分と干渉せずに済みます。
DSC08279.jpg

・ようやくデッキとエンドビームを接着合体
デッキとエンドビームに接着剤を塗布、ネジ止めし合体させます。

・サイド・ステップの取付はエポキシで
一応強度も考えエポキシ接着としました、エポキシ接着剤をスタッドに塗ってステップを差込んで
固定します。
接着面の塗装は剥がしてから接着して下さいネ、簡単に剥がれますから^^;地が出ている所は
タッチアップしておきます。

やっぱりビスが目立たない方が良いですよね、DeAGOにはもうちょっと考えて欲しかったですね
例えばデッキ・ベースの内側を皿モミしておいて、ピンをデッキとベースの間に挟み込んでスタッド
のように立てると言った工夫は出来たかと思います。
そうすればデッキ表面にはビスの頭は出ずに済んだはずです。
DSC08288.jpgDSC08287.jpg
        これだったら目立たないでしょ^^;

〓 2012-3-18 追記 〓
塗装したものの、何と!!乾燥途中で雨が降ってきて、塗面が一部ガビガビに(T-T)、やむなく
研ぎ出して、再塗装しました。何で一部塗装が汚いです。ご了承ください。
それにしてもなんでこんなに早く雨降るんだよ~~

と、言う事で・・・かなり早いですが、これからヤボ用があるもので
本日、これにて休工。

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