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キャブ内の細かなパーツの作り込み1 [改造(キャブ関連) 上記外]

前回は既に製作済みのパーツを取付るのみでしたが、今回パーツを設計製作した上で取付る
作業となります。端から見れば「ここまで凝るかと」呆れ顔なのかも知れませんが、そこは
ご容赦下さい。

・横型作用コック
前回記事の三方コックは砂撒き装置の操作用コックですが、今回作ろうとしているのはシリ
ンダーのバイパス装置やドレーン弁の操作用のコックとなります。公式面側のボイラーの横
に這う4本の銅パイプ、このうち2本が先の砂撒き装置用で、残り2本が今回の操作用となり
ます。
で、実機には既にコックは付いていませんが、ベースプレート(写真の赤枠部分)だけは残っ
ています。また、作ろうとしているパーツは右の図のような形になります。
DSC06927.jpgfig16.jpg

・早速設計に
力がかかるところでは無いのでプラ板で製作する事にします。可動式にする訳ではないので
形だけを似せることにします^^;
horizontal_double_valve.jpg

  途中、寸法取りが合わずサイズ調整を何度も繰り返しながら、上記の形と
  なり、これを図面化するのに実質丸々3日^^;図面を書くにしても時間が
  かかりました。
  加工方法も考えながらなので思うように進みません。図面化できても実際
  作れなければ意味がありませんから。

記事としては小さい記事ではありますが、ここまでのプロセスは半端なく時間がかかった
作業となりました。さてさて実際の加工は上手く行くと良いのですが・・・・

製作編は次回へと続きます。
では。

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破損箇所の修理とキャブ内の組立 [改造(キャブ関連) 上記外]

またまた放置プレーで作業が3ヶ月も開いてしまいました^^;決して製作を放棄した訳では
ありませんから、お間違えなく(^^ゞ
で、今回はキャブ周りが予想外に痛んでいてまずはその修復とキャブの中も手つかずの
部分が多々ありますので、その部分の組立等を行っていきます。

・キャブ内の配管が・・・
幾度の台車からの脱着と、ひっくり返し作業でキャブ周りの配管関係がボロボロ。
まずはそこを手直ししてから本題の作業に入ることにします。
それにしてもちょっと酷いな~~~~(T-T)
DSC00461.JPGDSC00464.JPG
写真はbefore-afterですが、バルブ増設改造した蒸気分配箱も復活させました。

・キャブ内の座席の取付
かなり前に製作してあった座席ですが取付をせずのままでした、ようやく取付ます^^;
座席はブルーで塗装しました。
DSC00466.JPG

・三方コックの取付
砂撒き装置操作用の三方コックを取付ました。配管もしたいのですが、この先の工程が確定
してからにします。
右の写真は加工前の物で短い足が2本出ていますが、これはカットしてから取付ます。
DSC00563.JPGDSC00562.JPG

  さて、これで現在あるパーツは全て付けた訳ですが、まだ足らない部分もあります。
  全て終わらないとキャブを被せることが出来ないので、もう少し手を入れることに
  します。
  とは言え、毎度の事ではありますが、ぶっつけ本番で上手く行く訳がなく、ちゃんと
  設計してから取りかかることとします。次回記事は設計結果だけに、なるかも知れ
  ませんが、ご了承下さいね。

久々の作業でしたが、次の部分のパーツの設計をするには時間が、それなりにかかるので
今日の作業はこれで終了。次回は間を開けること無く記事アップできると良いのですが^^;

と、言う事で
本日、これにて休工。

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修復と中途半端な部分を仕上げる [改造(その他)]

やっとコンプレッサーの手直しが終わり、次なる部分を手を付けようと思い整理し始めたら
中途半端な部分が結構あるんですよね(大半が塗装待ち)仕舞いには、製作途中でミスって
手直し待ちだったりと、今回はこう言った部分のリカバリーの日となりました。

・あっちゃ~瞬着が>_<
この瞬着跡はかなり前にしでかしちゃったんですよね^^;やっと修復させる事にします。
ここまでなっちゃった原因は忘れちゃいましたが、派手に垂らしてしまいました^^;
DSC09954.JPG

・修復します
垂れた瞬着をけがき針で削り落とします、突っついて掻き出す感じで行いました。
DSC09955.JPG
塗装後はこんな感じ、この瞬着トラブルはこの部分だけじゃ無かったんです^^;
他の部分にも垂れたのですが直ぐに拭き上げてここまで酷くは無かったものの跡が残って
居る状態、なので、ほぼ全塗装のやり直しに近かった塗装です^^;
DSC09957.JPG

・白のラインを入れる
このトラブルがあった訳ではありませんが、サイドの白いラインが入っていませんから
やっと入れる事にしました^^;ついでに剥げた部分も修復。
DSC09959.JPG

・元空気溜の手直し
かなり前に作った部分ですが、元空気溜と一緒にある冷却管のフォルダーが取れたりと
かなり悲惨な状況、あの頃は100Wの半田コテが無かった頃に作っていたので、ちょっと
イモ半田に近い状態での組立だったため接合部分が脆く取れてしまいました。
改めて100Wのコテで半田し直しました。
DSC09962.JPG
でもって塗装してランニングボード下に取付。だんだん様になってきましたかね^^;
DSC00083.JPG

・給水ポンプも塗装
こちらは単純に塗装するだけですが、このポンプだって昨年の7月に作業して今回まで
放置ですからね・・・・お恥ずかし^^;
ゲージ部分にはコンプレッサーで使用した金帯を貼付、ポンプ下部にドレインコック
(丸囲み部分)も付けてみました。
DSC09937.JPG

  まだまだ手直し等を行うところはあるのですが、今回はここまで。
  それにしても連休は沢山あったのに、D51触るのは最終日のみ
  どう言う事!?

牛歩の進捗ですが完成目指してやっていきますので、見捨てないで下さいネ^^;
本日、これにて休工(^^ゞ


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コンプレッサーの手直し3 [改造(本体) コンプレッサー]

ヤボ用がらみで2週に渉り塞がってしまい休工となりました。今回の作業で手直しも終了
させたいと思います。今回の作業で、細かなディティールやちょっとした小物を製作して
追加していきます。

・ドレインの集合弁の追加
コンプレッサーから3本ほどのドレインパイプが伸びており、各パイプがバラバラに
水を排出するのでは無く、取り纏めて排出させるような構造となっています。
配管が無くなってしまっているものの、実機には写真のような集合弁(赤囲い部分)が付い
ています。
DSC09581.JPGDSC09624.JPG
まずは、これを追加します。今回は図面無し^^;ラフな図は書いていますが他と影響し合う
ところ無いし(と言うより作図する時間が・・・)省略します。
DSC09878.JPG
長さ8mm幅1.5mmの超ミニサイズです。このサイズなので取付も0.8mmの真鍮線で行う
ことにしました。(写真の通り真鍮線がすごく太く感じるほど小さいんです)

・鉢巻きを巻く
次なる作業はコンプレッサー上部にある2本の鉢巻き、これを巻いていきます。
既に鉢巻きっぽく2本線がありますが、これは接着する際塗装の上からの接着だと上手く行か
ないのでマスキングの意味で線が入っているんです、鉢巻きを表すためじゃ無いんです(^^ゞ
で、鉢巻き自体は珊瑚模型のパーツを利用してますが、パーツはエッチングパーツと金帯の
2つですが使うのは金帯のみです。
DSC09880.JPG
施工前と後の比較写真ですが、やはり巻いた方がディティールはアップしたかと^^;
DSC09881.jpg

・塗装したパーツを取付る
前回で製作した吸気配管や先ほどの集合弁を塗装して取付けます。さすが塗装して取付ると
感じも良くなります。

・六角ナットの取付
コンプレッサーは多数のボルトとナットで組上げられていますが、この部分の作り込みが
全く無いのでダミーの六角を使い追加する事にします。
またボルト側ですが一部の部分に特殊な形の物が使用されています(回り止めのためにバー
タイプになっています(赤丸の部分))ので、これも追加していきたいと思います。
DSC08373.jpg
追加後の写真ですが、大分良い感じになってきたかな・・・・・^^;
DSC09928.JPG

・自動給油器の追加
次は自動給油器(油壺で、最初の写真の青丸部分であり下の赤枠部分)の追加です。可動部に
対して潤滑油を供給するために付いていて表と裏に配管が延びています。写真では配管が
切れてしまっていますが、模型では配管を復活させます。
DSC09580.jpg
0.3mmの真鍮板をベースプレートにして2mmの真鍮棒から油壺を製作しました。配管は
0.5mmの銅線、配管末端の金具が外形1mmの銅パイプです。
DSC09931.JPG

・ドレインパイプの取付
ラストの作業で各ドレイン配管を集合弁まで配管(線)していきます。使用している材料は
先の油壺に使用したものと同じです。
DSC09932.JPG

・こんな感じに収まりました^^;
取外したコンプレッサーを本体に戻します、こんな感じになります、やっぱ前から比べると
良い感じですかね(^^ゞ
DSC09934.jpg

   はあぁ・・・・何とか2週がかりで、作業完了まで漕ぎ着けました。
  なんでこうも尻を落ち着けて作業出来ないのでしょう・・・・
  (これは言い訳では無くて本音です(^^ゞ)
  やはり昨年までは両親がやってくれていたために、時間があったんですね
  GWにも家の仕事は目白押し^^;サッサと終わらせて時間を確保したいなと思う
  自分です。

何とか今回の作業も終わりましたので・・・・・
本日、これにて休工^^;

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コンプレッサーの手直し2 [改造(本体) コンプレッサー]

年が明けたら作業再開と言いながら2ヶ月以上休工となりました。言い訳がましいですが
何せ休みの日に色々と用事ばかり(毎回と言うほど家の中の整理です^^;)、本当にやっと?
時間が取れ始めたのは今回の土日からなんです(^^ゞ

さて、前回で記事の通り給気配管の設計まで終えました。今回はこの給気配管を製作して
行きたいと思います。

・真鍮板を切り出す
厚みも3.5mmもありますので、3.5mmの素材を削り出すなんて事が出来ませんから何枚か
重ね合わせ作り出す事にしました。
使用したのは0.7mmと1mmの真鍮板、各厚みを2枚ずつ使用して設計の厚みにしたいと
思います。計算上3.4mmしかなりませんが、重ね合わせで若干厚くなるので僅か薄めで
製作後には帳尻が合う予定です。

・ラフに切り出した後はヤスリがけ
重ね合わせられるように4枚を同じ大きさに揃えました、これを挟み込みながら半田付け
します。真鍮板からの切り出しやヤスリでの削り出し、久々でしたので予想外に時間が
かかりました^^;
DSC09811.JPG

・4枚を重ね合わせて半田付け
位置を揃えて万力に固定して半田付けします。重ね合わせは内側が1mm外側が0.7mmと
して重ねています。
見た感じ芋虫みたいですが^^;ここから削り出すので全く問題なしです。
DSC09812.JPG

・ヤスリで寸法通りに仕上げる
ここからが自分の加工技術?の本領発揮?ヤスリ1本で最終的な形まで仕上げます。
見てのとおりの形になる訳ですが、削り出しに30分ぐらいかかったでしょうか。
DSC09814.JPG

・穴開け
本体との接続は1.5mmの真鍮線を使用するので端の部分には1.5mmの穴を、そして
エアフィルターからの配管部分は2mmで穴を開けます。
DSC09815.JPG

・本体接続部分に1.5mmの真鍮線の支柱を立てる
写真のように支柱を立てています、上側は長くしすぎると反対側に突き抜けてしまう
ので長さを短めにしています。
DSC09817.JPG

・何とか製作完了^^;
いや~~真鍮板の切り出しはシンドイ(T-T)、根が続かないんですよね・・・・・
徐々に何て言っていましたが、何時になったら本調子に戻るのか????
(笑って下さい(^^ゞ)
とは言え、パーツの作り込みは出来ましたよ。まあ、そこそこの出来かと思います。
前回記事にある実機の配管に近づいたかな^^;
DSC09818.JPG

  久々の作業、半田付け当たりからエンジンがかかりましたが、それまでは
  ダラダラ・・・作業が捗らない事^^;まあ、形にはなりましたから良しと
  しましょう。
  次回で他の部分を仕上げてコンプレッサーの手直しを終えたいと思います。

もうちょっと作業したいけど今日中に終わるような感じじゃないので、キリが良い
タイミングなので、これで終了とします。

本日、これにて休工。

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コンプレッサーの手直し1 [改造(本体) コンプレッサー]

やっと年が明けてからの作業復活となりましたが、超スローペースで進んでいます。
皆さん、焦れったく思わないで下さいネm(_ _)m

さて、今回の作業はコンプレッサーに手を入れて行きます。ディティールアップが主たる
目的なのですが、モデルであるD51516と違う点があるので相違点を修正する目的でも改造
を行います。

・エアフィルターの取付が違う
基本製作でも書いたかと思いますが、何となくC62のパーツ流用って感じがします。
D51200もそうですが、C622のような付き方していないんですよね、写真の通りに本体から
離れた場所にフィルターは取付られています。(写真はD51516です)
DSC08373.jpg

・フィルターが付く部分の作り直しを考える
どうあがいてもパーツの形状から考えると作り直しは免れそうもありません。写真は
本体から分離した写真ですが、取外した部分を改造するよりは新たに作った方が良さそう
ですし、実機に近い物が出来そうです。
DSC09391.jpgDSC09633.jpg

・本体側の配管部分の設計
設計する実機のこの部分は丸配管ではなく角配管となっています。こう言った事からも
実機に近づけるために設計し直します。
Compressor_air_duct.jpg

  肝心なフィルター部分の設計が残っているのですが、実機のフィルターは
  模型のフィルターより大きい感じがするのですが、大きさが判らないこともあり
  改めて実機から採寸してから設計する事にしました。
  なので、設計作業は一旦中断し製作に入ることにします。ここ以外の部分も
  作り込める部分は作っていきたいのですが、現物合わせでやっていきたいと
  思います。

それにしても、これっぽっちの記事に時間かかり過ぎています。腰を据えて
作業時間が取れないんですよね・・・ちょっと言い訳になっちゃいましたかね^^;
と、言う事で次回でコンプレッサーは終わらせたいと思います。

では。

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逆転釣合バネの追加2 [改造(本体) 逆転釣合バネ]

前回の検証から各パーツの作成と取付を行います。久々の加工作業ですから上手く行くか
少々不安ですが、やっていくうちに勘は取り戻すかと^^;

・モーションプレート側のバネ受けの設計
検証ではバネの取り付け位置がモーションプレートの上面から4mmとしました、そこから
以下の図の形に設計しました。(ちょっと全体の丈を実機に近づけるため短くしました)
rev_bal_spring3.jpg

・逆転軸側のバネ受け
こちらは逆転軸に付いている方のバネ受けです、4mmの太さの逆転軸の中心から6mm下が
バネの位置となります。
rev_bal_spring4.jpg

・モーションプレート側のバネ受けの製作
0.5mm厚の真鍮板からバネ受けを製作します。展開図や製作途中の写真はありませんが
こんな形に製作しました。ピンはモーションプレートに固定するために立ててあります。
DSC09357.JPG

・逆転軸側のバネ受けの製作
こちらは0.5mm厚のΦ5の真鍮パイプと0.7mm厚の真鍮板から製作しました。パイプの
背にバネ受けを半田付けで組立ています。
DSC09358.JPG

・仮組みすると、こんな感じになります
塗装しちゃうと感じが判らないので塗装前に仮組みして2つのパーツの感じを撮って
みました。この2つのバネ受けの間にスプリングが入ります。
DSC09362.JPG

  さて後はスプリングを付けるのみとなりますが、前の通りスプリングのみ
  市販品を使い製作していきます。

・購入したスプリング
ウェーブの3mm径のスプリングを利用しました。
DSC09359.JPG
これを必要な長さにカットして、先を曲げて必要なスプリング形状に加工します。

・こんな感じに組上がりました
塗装してしまうと何処に付いているか判らないので塗装前の写真を載せました。
こんな感じに取付る事が出来、撮影後に手塗りですが塗装した次第です。
DSC09364.JPG

  さすが久々の製作、勘が戻りません^^;これっぽちの作業ですが時間かかる事
  先週の3連休の時に作業完了するかと思ったら、これが・・・です(^^ゞ
  また根が続かないと言う問題も、昨年までは集中して行える時間が長かった
  のですが、持続時間が短くなり度々の休憩を挟みながらの作業となりました。
  徐々にですが、作業のペースを取り戻すようにしたいと思います。

作業も終了しましたので・・・・・
本日、これにて休工。

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逆転釣合バネの追加1 [改造(本体) 逆転釣合バネ]

5ヶ月近くも休工してしまい、申し訳ありませんでした。
やっと昨年の忙しさからも解放され(?)製作を再開しました、年内での完成を目指したいと
意気込んでおりますので、改めて宜しくお願い致します。

前回の蒸気分配箱の改造に伴い、台車に組付けたボイラーを取外しました。この時に、この
改造を施していない事に気付き、今回行う事としました。

・逆転釣合バネとは
図の黄色の部分のラジアス・ロッドや釣リンク腕の自重によって、釣リンク腕が下がる事で
前進側への駆動が掛かるようになってしまうので、自重分をキャンセルさせるためにバネが
付いています。
fig15.jpg
  蒸気機関車メカニズム図鑑(グランプリ出版刊) P.154より引用

・実機のバネ
実機ですがこんな形で付いています。
DSC08771.JPG
DSC03654.JPGDSC03655.JPG
DSC03656.JPG

・モーション・プレート枠の位置関係の確認
製作にあたり模型の位置関係を確認してみます。逆転軸とモーション・プレート枠の前側の
端からの距離が42mm、モーション・プレート枠の上面から逆転軸の中心が10mmの高さと
判ります。ここから製作するパーツを設計して行く事にします。
rev_bal_spring1.jpg

・モーションプ・レート枠のバネ受けと逆転軸のバネ受け
位置関係の図から全体の形をスケッチしてみました、逆転軸を受けている部分図面上
邪魔なので省略して取付関係を見やすくしています。オレンジ色部分とバネを追加して
いく事になりますが、バネだけは市販品を使用します。
rev_bal_spring2.jpg

  正月に製作進めていますが初回はここまでが限界、駅伝を見つつ設計作業を
  進めるのが精一杯(カミさんの顔が怖い^^;)、個々のパーツの設計及び製作と
  組付は次回の作業で終わらせたいと思います。

設計に時間がどうしてもかかってしまい、相変わらずのスローペースですが
これからも宜しくお願い致します。

では。

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6バルブ化改造 [改造(配管) 蒸気分配箱]

前回の改造方法の検討結果から蒸気分配箱の改造を行う事にします。さて今回の改造は
箱の丈を伸ばす部分までは問題ないとは思うものの、問題はバルブの位置変更です。
元のバルブ自体はどうやらロストワックスで一体で作られているらしく、取外すのでは無く
もぎ取ると言うか切り離す事になります。この作業が失敗するとバルブをおシャカにする
事になります。

・丈の延長は1.5mm
蒸気分配箱の取付位置から水位計までの距離は4mm、反対側も1mmの隙間がありますから
最大3mmを延長できます。とは言えバルブピッチを揃えるのと、そのピッチも製作出来る
長さにするため下図のようなピッチと延長幅となりました。
で、1.5mmの幅を足すのに箱を追加するのは無理なので、厚み分の真鍮板を貼付けて足す
事にしました。
dev_box.jpg

・幅を足す
では、どう幅を足すのかと言う事になりますが、今回0.7mmの真鍮板を2枚重ねで幅を
足す事にしました。でも0.1mm足りませんよね、この0.1mmは半田付けの貼合わせ等で
このくらいは厚みが足されるだろうと言う事で0.7mmを2枚の1.4mmで製作します。
で、バルブが1個足らないですよね。作業上邪魔なのでビビリながら、もぎ取りました。
DSC07941.JPG
足されているのか判らないと思うので裏側もお見せします、片側の厚みが厚いでしょ。
DSC07943.JPG

・バルブをもぎ取る
さてここからが今回のメインの作業です。慎重にバルブをもぎ取っていきます。
DSC07945.JPG
もぎ取った後に分配箱の根本に残骸(?)が残るのでヤスリで平して表面を軽く仕上げます。
バルブの穴部分を半田で埋めて、バルブの移設の準備が整いました。なお、写真は半田で
穴を塞いじゃうともぎ取った状況が判らないので、穴埋め前の物となっています。

・新たな場所にポストを立てる
けがいてバルブ位置に0.8mmの穴を空け、もぎ取ったバルブを取付るため0.8mmの真鍮線
を立てていきます。
DSC08035.JPG

・もぎ取ったバルブをポストに植え直す
もぎ取ったバルブに0.8mmの穴を開け直して、嫌気性接着剤で固定していきます。
DSC08038.JPG
バルブのハンドルですが実機は2段になっていますので、これも再現してみました。

・2段バルブの追加
ここからがフルスクラッチでバルブを作る事になります。自分が持ち合わせる部材を
総動員して作り込みます。
根元の1段目の横に突きだしたバルブは2mmの真鍮線と三方エルボーとの組合せで
2段目は三方コックを改造して製作し、ハンドルは六角コックを使用しました。
DSC08041.JPG

・何とか形になりました
こんな感じに纏める事が出来ました。いや~時間かかった・・・・・・
難航しながらのバルブ位置の修正作業、そしてフルスクラッチでの6本目のバルブ追加
思うように製作は進まず、結局2週かかっての製作となりました。
DSC08040.JPG

  ヤレヤレ、製作もここまでが限界^^;バックプレートまで付け直した
  製作作業を行いたかったのですが時間がもう限界。と、言う訳で
  取付後の状態の写真は配管作業までオアズケとなりますが、ここは
  ご容赦下さいねm(_ _)m

何とか製作は上手く行きました、と言う事で

今回は気持ち良く
本日、これにて休工。

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蒸気分配箱の6バルブ化の検討 [改造(配管) 蒸気分配箱]

前回記事は尻切れの支離滅裂な記事となってしまい申し訳ありませんでした。
さて、問題の蒸気分配箱ですがどうやって5バルブから6バルブに増やすかと言う事を検討
します。

・蒸気分配箱自体の幅が短い
実機も見比べながら何が異なるのか確認してみました、上の写真は実機の分配箱で下が模型の
分配箱です。
分配箱の右側の端と水面計との幅を見て下さい、実機はさほど幅が無いのですが模型は割りと
幅があり、分配箱自体の幅が短いと言う事が言えます。
DSC09597.jpg
DSC04730.jpg

・分配箱自体の幅を拡大するのも1つの手
幅が足らずにバルブが少ないと言う事も言えますから、幅を足してバルブを1つ追加出来る
ようにするといった方法が考えられます。また分配箱自体も真鍮で出来ていますから
継ぎ足しも可能です。
DSC04730b.jpg

・でも、バルブ1つを追加出来るほどの幅を確保出来るのか?
幅自体を拡大する事自体の策は行う事が良さそうですが、次の課題として最小限の改造で
終わらすならば、もう一つ追加するぐらいの幅を確保する事が必要となります。
そこまでの幅が取れるのか検証すると、かなりギリギリの線です。
DSC04730c.jpg
細かく採寸を行っていないので現状結論は出せないのですが、水面計と干渉してしまい
取付る事が出来ない可能性もあります。

・バルブの取付ピッチを変更する
一番やりたくないのですが、この方法しかないかと考えている自分です。左端のバルブ
のみを残し、根本からもぎ取り分配箱の幅に合わせて再度バルブを取付け直すと言う
大手術しか方法が無さそうです。
でもこの方法は、バルブをおシャカにしてしまうリスクも持っているので、代替えの
バルブを製作する事も考慮しておかなければなりません、と言う訳で今日は久々にお店に
出向く事に(実は午前中は休日出勤^^;)、バルブ系のパーツを物色しながらバルブのもぎ取り
に失敗しておシャカにした事を考慮してパーツの選定を行って買ってきた次第です。

・C62は5バルブ
で、改造を加えるC62の分配箱ですが、実機であるC622号機は脇に追加のバルブがある
ものの、5バルブである事が判りました。(写真は梅小路に保存されているC622号機です)
88_original.jpg
珊瑚の蒸気分配箱はD51に使えなくは無いのですが、バルブ数が1つ足らない事を判っての
利用となるのが、改めての調査で判りました。

  と、言う訳で検討方法はある程度出て来たものの、今回の改造は「当たって
  砕けろ」状態の改造となりそうです。
  さてさて、どうなりますか・・・・

今回は検討記事という事で、これで終わりです。
次回で改造が上手く行くと良いのですが

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